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歓びがふたつ ページ9

『っつぅ〜っ!!!書けたぁっっ!!!!』


「っはぁ〜〜〜っ!!完成〜っ!!!!!」



「うるさい!!!」




レオと二人揃ってぐっと伸びをして叫べばすかさず泉に叱られた



「なんだセナ嫉妬か〜?」


『えっそうなの?』


「っうるさいって言ってるでしょ!!......悪い?」



少し照れ臭そうにしながらそう言う泉に自分でも目が輝くのが分かる



『泉〜〜〜〜〜っ』


「うわっ!?ちょっと女王さまっ」


『む、今は女王じゃない!』


「はいはい、A退こうか」


『ちぇっ』



嬉しさに抱き着けば離れろと促され渋々離れる



『他の皆は?』


「う〜ん、一応全員いるけど今どこにいるか知ってるのはアイツだな」


「王さ...じゃなかったれおくん、それじゃ説明が足りない。
基本仕事が無ければ自由行動だから現在地も把握してるのは彼だけ」


『じゃあ携帯貸して?』


「わははっ、言うと思った!はい!」



レオから手渡された携帯から連絡先を探すと、お目当ての人物の名はすぐに見つかった



『もしもーし?』


《...え、Aちゃん!?!?!?》


『あ、かおくんだ。...なんで?』


《そんなのどうでもいいよ!!!それより今何処にいるの!?っいたっ!?》



がたがた、ごんっなんていう音が画面越しに聞こえてきて思わず頬が引きつる

歓びがみっつ→←歓びがひとつ



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作者名:USA | 作成日時:2021年7月26日 19時

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