【鬼滅の刃】恋人に浮気ドッキリをしてみた【短編集】

＿ ページ7

だが案の定、伊之助は怒り出した。



「はぁ！？、んだよそれ！！騙したのかよッ！！」


『わ、ちょ、痛！！やめてって！』


「全部Aが悪いんだろ！！」


『わ、分かった！何でもするからさ！一旦止めてくんない！？』



何でもするから。そう言った途端、伊之助の動きがピタリと止まった。



「……ほんとだな？」

『？うん』


突如伊之助は、ズボッと猪頭を外した。女の私でも見惚れるような綺麗な素顔が露わになる。



「衣のついたあれ！お前作れるだろ！今すぐ作れ！」



きらきらした顔でそう言った。

伊之助は、相変わらず伊之助だった。でもまぁ、そのぐらいで許してくれるなら安いものか。



『分かった。作るよ』


「おぅ！A！早く作れ！！」


私が引き受けると、伊之助は飛び上がって喜んでいた。すっかり機嫌は元通りのようだ。



その後、私は伊之助が満足するまで大量の天ぷらを作り、伊之助は全てたいらげた。






結果＿好物で機嫌が直る



『どう？美味しい？』


「うまい！！毎日食いてぇ！！作れよ！」


『…伊之助のそういうとこ好き』

＿冨岡義勇→←＿嘴平伊之助

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