【鬼滅の刃】恋人に浮気ドッキリをしてみた【短編集】

＿ ページ3

「……Aさん、」

ｸﾞｲｯ



名前を呼ばれた途端、腕を引かれてスッポリと炭治郎の腕の中に収まる。



「嫌だ… 俺を、1人にしないで、ください。俺には、Aさんしか……」

『炭治郎……』



名前を呼ぶと、抱き締める力がより強くなった。まるで、離れたくないとでもいう風に。



『……私、浮気なんかしてないよ。これは、浮気ドッキリなの。』



炭治郎の肩がビクリと震え、ガバッと密着していた身体が離れる。



「…え、それ、本当ですか？」

『うん。私は、炭治郎が一番好きだよ。』



目をパチクリさせる炭治郎に、驚いた？と微笑む。すると炭治郎の顔が真っ赤に染まった。



「わ、悪ふざけはやめてくださいっ！本当、心臓に悪いですからっ！」

『ふふ、ごめんって』



炭治郎は一通り喚いて落ち着くと、再び私を抱き締めた。私も抱き締め返す。




「Aさん。この後、逢引しませんか？さっき、あの男の人としてた事、全部俺としましょう。」

『そうだね、行こっか。』

「…もう、こんな事は、絶対しないで下さいね。」

『うん、』



身体を離し「約束ですから」と笑う炭治郎。うん、めちゃくちゃ可愛い。

この後、一日中逢引をしました。







結果＿嫉妬深いとこも可愛い



「俺、面倒くさいですよね…すみません。」


『いや、めちゃくちゃ可愛いよ。』


「Aさんの方が、可愛いです。」


『え、』ｷｭﾝ

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