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「そこを退け。」


『全部、嘘なんですっ!!』


「………は?」


『さっきの恋文は、嘘です。文の宛名も、ただの友達です。全部、浮気ドッキリだったんです…』



信じられないといった様子で、目の前に立つ私を凝視する伊黒さん。



『…軽蔑、しましたよね。伊黒さんが、本当に私を好きなのか知りたくて……』


「…俺を試していたのか。」



謝罪をし、全力で頭を下げた。我ながらクソだと思う。恋人からの愛を、疑ってしまったのだから。それこそ、嫌われても仕方がない。


だけど、




『いぐ、ろさん…… 嫌いに、なら、ないで…』


嫌われたくない。

言葉と共に涙が溢れてくる。泣き顔を見られたくなくて、私は顔を伏せた。




「……我儘だな、お前は。」


不意に声が聞こえ、フワリと抱きしめられた。


「……早く泣き止め。Aの泣き顔など、俺は見たくないんだ。」

『い、ぐろさ、』



グズグズと泣き続ける私の頭に手を乗せ、グイッと肩に押しつける。伊黒さんの声は、優しい声色に戻っていた。


しかし、私が泣き止んだあと正座をさせられ、数時間かけてみっちり説教をされた。









結果_慰めてくれた



「泣いて許されると思ったら大間違いだ。俺には、あんなくだらない事をしようと思う、お前のその頭が理解できない。それに…」ネチネチネチ


(………足、痺れた)

【感謝&リクエストについて】→←_伊黒小芭内



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設定タグ:鬼滅の刃 , 浮気ドッキリ , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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kangaroo - なんか小林可哀想w私ここまで来たらもう小林推してます!リクエストはおこがましいかもですが小林書いてください! (2022年12月31日 2時) (レス) id: ba0e481756 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - リクエストしていいですか?宇髄さん書いて欲しいです! (2022年1月15日 9時) (レス) @page16 id: 3737ce31ed (このIDを非表示/違反報告)
永遠 - 安定して可愛い煉獄さん (2020年11月14日 15時) (レス) id: c92df6b0c7 (このIDを非表示/違反報告)
不死川玲香 - さねみんがとってもかっこよかったです。後累君も出してください。 (2020年11月1日 3時) (レス) id: ce35e440aa (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - あかざを書いて下さい (2020年10月23日 23時) (レス) id: 98c0f68436 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田つばめ | 作成日時:2020年2月19日 2時

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