ガープの義孫が海軍本部で愛される話 (ページ5)

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第2話【嫌われ者】たしぎページ5

「早朝訓練終了‼︎各自、朝食を取り次第持ち場につくように‼︎」

教官の合図で新兵たちの早朝訓練が終わる。
いつものように新兵達は食堂へと向かう。

「はあ、Aは今日も来なかったな。」
「本当あんなのが、ガープ中将の孫なんて信じらんないよ。」
「義理らしいけどな」

新兵達が小言をもらす。

やはり、いくら厳しい海軍で志し高く海兵を目指す者でも、人間であるからして、愚痴や文句も出てしまうものだ。ましてや自分の同期に、祖父の恩恵で生きる自堕落な不真面目人間がいれば当然のことである。

側から見ればお姫様扱いも同然なわけで、Aに対して、妬み嫉みが強い新兵も少なくない。同性ともなれば特に。。

「本部にあの子専用の部屋もあるらしいからね、一応新兵なのに信じらんないわ本当。」
「真面目にやってる私らに謝ってほしいわー」

「あのー...そこまで悪口を言うのはやめた方が……」

えー、たしぎちゃん良い子過ぎるよー、やっぱり優等生は言う事が違うわ

「あの、そうじゃなくて、、」

「だってさ、あそこまで特別扱いされるのっておかしいでしょ？ガープ中将の孫だからって。それでさ、噂なんだけど、商売女みたいな事してんじゃないかって結構噂なんだよ、他の本部の中将とか、お偉いさん方に汚い手使って気に入られてるんだよきっと、なんなら、中将以上の人にも「やったー、今日和食の気分だったんだよねラッキー！」

「・・・・・・・・」

〜その場が静まる〜 →