埋め合わせ【小田島有剣】 (ページ2)

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壱ページ2

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清邦女子に通うごく普通の女の子のはずだった───。

学校の理事長がこの街の安全を守るために鳳仙と鬼邪高と清邦の3校で連合を組んで欲しいと放送が流れた。

唯「馬鹿なんじゃない·····」

『·····え？もう決まってるの？』

唯「これから決めるらしいよ、、ヤダ〜」

『えー·····じゃ、、素行悪くしとく？』

唯「いいね！！頭いいじゃん！！」

私たちはわざとこの馬鹿みたいな連合軍に入りたくないから素行悪くして連合軍に加わることを避けようとしていた。

「紅乃壱さん、上田さん、ちょっと」

「？」

『はい』

呼び出されたのはその作戦をして１ヶ月たった頃だった。

理事長「あなた達に頼もうかな」

『なに、、をでしょうか』

理事長「連合軍」

唯「！！！」

『は────？』

唯「納得いきません！」

先生「あなた達最近、素行悪くしてるつもりかもしれないけどそれ逆効果だったのよ」

唯「え、なんで((」

先生「生徒から声を寄せられてね、“あの二人なら守ってくれそう”って。その声が半数だったから採用させて貰ったの」

『まじか·····』

裏目に出るとは────。考えてもなかった。

「じゃあ早速！今日ホールに集まる予定だからよろしくね」

『「今日？！」』

いやいやいくらなんでも急すぎる。

先生「あ、鳳仙と鬼邪高の人達は何人来るか分からないけど私たちの学校はとりあえず2人ね」

それは連合軍というのだろうか。たっっったの2人で足りるのかなぁ〜·····。

唯「はぁ·····」

『唯めっちゃ嫌がるじゃん笑笑』

唯「当たり前だよ？！·····鳳仙に彼氏いるし、、」

『？！ん？！·····鳳仙、、え？！はぁ？』

唯「あれ言ってないっけ」

『なら別にいいじゃん！』

唯「良かないわ！！·····恥ずかしいよこんなの、」

『·····まあ理由がね、、』

私たちが採用された理由があまりにも恥ずかしすぎるのも会いたくない理由の一つなんだろうな。

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来てしまった。ついにこの時間が。

『唯、ホール行かないと』

唯「なんか乗り気じゃない？！」

『·····ちょっと楽しみ』

その理由は両校お互い不良高校だということ。
強い男性は私は大好きだ。ちょっとだけ、、楽しみなところもある。

唯「よし、、行くか」