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EPISODE5 ページ6

·




轟洋介side




「転校生?」


辻「ああ、2人もな」


「へぇ···」



転校生ね···運がねぇな。
今の鬼邪高校に来るのはあんまりおすすめしない。

何故かって?

だって今は色んな派閥がビンビンしてるからな。
めんどくせえぞ───。



「お前、転校生か?」



無駄に廊下に人が群がってたから何かと思ったら──。



『·····あぁ』


「、·····!!」
ドンッ

『んだよ急に』



ほお·····蹴りを止めやがった

やるでねぇーの



「·····」



俺は高鳴る胸を押えてそのまま廊下を歩いていった。

あいつ一瞬見えた髪の色すっげぇ奇抜な色してたな。
それにあんまりはっきり見えてなかったけど顔も整ってた



芝「···!····!·····轟!」


「あぁ悪ぃ」


辻「さっきから変だな」


「···気にすんな」


辻「·····あー分かったわ」


芝マン「言うなよ」


「なんだ」


辻「さっきの奴が気になってんだ!」


芝マン「あー···あの女か」


辻「あ?女?」


「女だなあれは···」


芝マン「気になってんすか!!いいじゃんうちの派閥に入れても。なぁ?辻」


辻「まぁ、気になるけど」


「あぁ入れてもいいな、上手くやってくれそうだし」



というのは嘘であいつと仲良くなっていたいと思った。
何故ならあいつは俺と同じで必要以上に仲間に媚びず、話もしない。

お互い居ても楽だと思った────。



『おい轟』


「呼び出して悪かったな」


『いや···なんの用?』


「俺らの一派に入んねぇか?」



校舎裏に呼び出して聞いてみた。



『なんの得がある』


「1人でうろつくより良いだろ」


『·····』


「それとお前·····女だろ。男のフリしてるかもしんねぇけど」


『·····私に勝ったらかん考えてあげようかな』


「めんどくせぇ」


『来いよ』




────────────

────────

─────




「約束だからな」


『ああ·····』



猪瀬A·····。

油断出来ねぇやつだな。少しでも余所見すると急所に当たりそうになって1歩も引けねぇ戦いになった。



「お前ら行くぞ」



そうしてAが俺ら轟一派と呼ばれる派閥に入った

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作者名:choice | 作成日時:2022年10月5日 20時

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