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────小田島有剣side
『有剣！有剣！これね新作なんだよ！』
『この筆箱持ってる〜！』
『あ、血でてる』
俺の大切な女の子
そのはずなのに顔にはモヤがかかって上手く見えない。
思い出せなかった。どうしても。
『有剣·····大丈夫』
そう言って遥か向こうに立っているのが見えた。
白い服に身を纏った女の子
俺はその子に向かって一心不乱に走る
どんどん近づく
やっとそこで気づいたんだ─────。
いつもどこかに穴が空いてて
それを埋めるのは鳳仙の奴らでも美琴でも無い
「A·····」
目を開けると白い天井。
薬の匂いと新品のシーツ·····一瞬で病院だとわかった。
Aのバックと携帯がある。
付きっきりでいてくれてたのかなーなんて
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
『え───』
あーいたいた。俺の会いたくてたまらなかった人。
片手に持ってたジュースなんか落としちゃって、かわいいの
「A·····ただいま〜」
俺は思いっきり手を広げてAを向かい入れた。
あの時とは違う
俺はしっかりAを受け止めた。
『っ·····有剣！！！』
「おぉー笑ごめんなァA·····思い出せなくて」
『有剣·····思い出してくれたの？』
「·····俺の大切な彼女でしょ〜」
『良かったぁ·····』
「Aがあの時の記憶を思い出せせてくれたんだよ」
河川敷の時Aが俺にしてくれたことが俺にとっては大きな大きな変化だった。
『？私なんも───』
「俺がした事をしてくれたでしょ」
『·····あ、』
「ありがとーAだいすき」
俺はAに流れてる涙を拭ってやった。
と同時にAも同じことをする。
やっと思い出せたんだ。
少しぐらい泣いたっていいだろ─────。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
楓「·····ふっ、良かったな2人とも」
『楓士雄·····！有剣が！有剣が！』
楓「見たらわかるわ！·····やっと思い出したか小田島」
「おーすまんねぇ、巻き込んじまって」
『あ！みんなに連絡入れよう！』
嬉しそうに連絡するAの姿を見て俺まで嬉しくなってそっとAにキスをした。
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み - 続き早くみたいです！楽しみにしてます！ (2023年4月21日 10時) (
レス) @page34 id: ce36b9d499 (このIDを非表示/違反報告)
matsuhi1214(プロフ) - 続き楽しみにしています、更新頑張ってください！ (2022年10月15日 0時) (レス) @page34 id: 0e6641a196 (このIDを非表示/違反報告)
矮楼(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。私の誤解、勘違いでしたら大変申し訳ないのですが、52話から54話が抜けているように思えるのですが数字の問題ですか？勘違いでしたら大変申し訳ございません。これからも作者様の無理のない範囲で更新してくださると嬉しいです。 (2022年10月6日 19時) (レス) id: b79aef577a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choice | 作成日時：2022年9月29日 20時
