動き出す日常・続 ページ6
*
思わず見つめた彼の姿にやはり懐かしさを感じる。理由は皆目見当もつかない。今掴まれている右腕は彼の熱を感じていて、振りほどくことも声を出すことも許されないような、そんな目線に支配されていた。
パーカーのフードを被っている以外の変装は無く、何かの練習帰りだろうか、リュックを肩にかけ、服装は非常にラフな出立ちだった。
私よりも遥かに高い身長。広い肩に、美しい顔は驚きに満ちているが真っ直ぐに私を捕らえている。
『…………えっ…と……?』
やっと出た声は拍子抜けするほど貧弱な声で、彼にこの行動の答えを求めるように催促する。
ハッとした彼も、顔を離すと電話口の相手に｢……ちょっと、後でかけ直しますわ｣と言い終わるや否や電話を切った。
少しばかり間があった後、彼は私の腕を掴む力を少し緩めたものの離さずに、先程とは打って変わって落ち着いた表情で私を見つめると、深く息を吸い込み、
汐｢あ…カルボナーラの麺ってどれか教えて貰ってもいいっすか……｣
突拍子もない質問と彼の大真面目な顔に圧倒された。
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こんにちは、sourです。
6話目ですが、5.5話目です。
本来ならここまでで5話目なのですが、文字数の問題で6話目が短くなっています。ご了承下さい。
多くの方にリアクション頂けて嬉しいです！
ありがとうございます！頑張れます…
これから汐恩くんよく出ますので楽しみにしていただけると幸いです！
では！
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sour(プロフ) - はなさん» はなさん、不慣れなもので……ご親切に教えていただきありがとうございます！！ (2021年11月27日 21時) (
レス) id: 6bf6ad2f5e (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ (2021年11月27日 16時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sour | 作成日時：2021年11月26日 14時
