真実を知るべからず

18話 ページ18

月「明石、演練に行くよ」
『え?』

明石が家出ならぬ本丸出をして2日目、何故か月宗に演練へ連れ出された。戦闘服に着替えさせられたものの、明石は月宗の刀剣ではない為、見学しか出来ないのにだ

『月宗はん、何考えてはりますの?自分、月宗はんの刀剣やないから演練出れまへんよ』
月「良いから良いから」

と、促されながら着いた演練場
既に対戦相手は決まっていたらしく、役人に案内されてついて行くと、そこにはガチガチに緊張しているのがわかる「審神者」と書かれた布面を付けている男性。そして、その後ろには男性の刀剣男士達…否、刀剣男士5名と刀剣女士1名がいた

『……これはまた、めんどい所と当たったなぁ』
光「え?」

明石がそう呟くと、光忠が疑問の声をだす。どうやら、光忠の角度からは刀剣女士の姿は見えなかったようで、明石がよく見るように促すと、驚きの声を出した
向こう側にいた刀剣女士とは、千子村正の亜種。他の刀剣男士より顕現するのが遅かったのか、練度か低い
また、月宗の本丸に居る刀剣男士の千子村正とは違い、とても大人しく、変態発言をしていない←

『練度が低い言うても、実力はわからん。私みたいに、はなっから戦い慣れしとる奴かも知れんしな』
光「ええっ!?」
『ま、その逆もあり得るからな。せいぜい頑張り』

明石はそう言い、見学するために観客席の方へと向かった。その際、明石は見逃していなかった
月宗と村正の目が合った時、村正が驚いていて、月宗が嬉しそうに手を振っていた所を

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