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初めはサイトなんて作れないからビラ配りをしたり、裏業界の底辺を漁って金を集めたりしていたけど亮平が来てからその生活はまた少し変わった。
亮平「え！サイト作って宣伝すれば絶対もっと仕事来るのに…」
「私たちが作れると思う？」
亮平「ごめんなさい」
亮平は元々裕福で愛されて育ってきたが父親が闇金に手を出して襲われたらしい
私が来た時は一足遅くて亮平の両親は死んでいた。
亮平は私を見て怖がったり罵声を浴びせたりするのでは無く感謝を口にした。
そのあと私が引き取り、今に至る。
亮平「母さんが作ってるの見てたから俺も作れるよ。サイトと広告作っちゃうね」
辰哉「すっげ…普通見ただけじゃできなくね？」
「…私も今見てるけど全くもってわかない。」
亮平「逆によくそれだけで今まで生活できてたね？」
辰哉「かなりギリギリで生きてる」
「1日2食」
亮平「気合い入れて作ります」
その数ヵ月後に依頼中に翔太を拾い、さらに1ヶ月後の依頼中に小さな男の子がうちに尋ねてきた。
初めて隠れ家にノック音が響き渡り、警戒しながらもドアを開けると男の子が何かの紙を握りしめて立っていた。
「…誰」
大介「佐久間大介！」
「なんの用」
大介「俺を弟子にしてください！！」
「声が大きい…とりあえず入って」
大介「は、はい！お邪魔します！」
「うるさい…」
辰哉「A〜？なんか大声聞こえたけどどうしたの？」
隠れ家だからここで叫ばれては困る、と思い中に入れるとこれまたうるさい。
地下にあるから外には聞こえないとはいえ、うるさすぎる。
そう思っているとこいつの声に違和感を覚えた3人がやってきた。
翔太「誰だそいつ」
「この子が私の弟子になりたいって」
阿部「弟子…？」
辰哉「…ん？その紙、」
大介「はい！あ、そう！この紙を見て、色々調べて…俺もあなた達みたいになりたい！」
「…どうやって突き止めたかは知らないしこの後吐かせるけど、弟子はとらない。」
大介「っ…じゃあ仲間にしてください！！俺運動神経は悪いけど、アクロバットとかできるし、体力もあるから…！」
「…」
阿部「まぁいいんじゃない？」
「亮平、こいつは分かっていない」
阿部「じゃあ学ばせればいい」
「どうせすぐ死ぬ」
阿部「鍛えればいい、てか俺も死にそうでしょ」
「…まぁ、」
阿部「分かってはいたけど否定して欲しかったなw」
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作者名：はねちゃ | 作成日時：2023年12月22日 21時
