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side:you
今回もいつもと似たような依頼だった。
朝は1人で起きてシンとした空気に少し怯えながらも黒いパーカーとダボッとした黒いズボンを履く。
リビングに向かうといつも通りガヤガヤとした部屋でほぼ全員が揃っている。
「…おはよう。亮平」
亮平「おはよA。今日は裏2つ来たよ」
「今日は少ないね、表は？」
亮平「無い」
「内容は？」
亮平「1つ目は殺害で2つ目は殺害と宝石探し。あるだけ持ってこいとさ」
「じゃあ1つ目は蓮と大介に任せるよ」
と言うとシーンと部屋が静まり返り連はｶﾞﾀｯと音を鳴らして椅子から立ち上がる。
蓮「マジっすか！？」
？「いや、まだ蓮は早いんじゃ…」
？「そうだよ…しかも盗みとじゃなくていきなり殺しって…」
こんなにみんな焦るのも仕方がない
私たちの依頼に見学なら何度もしているけど蓮はまだ1度も自分で依頼をこなしたことがない。
軽めの依頼だしいい機会だと思って行かせることにした。
「これも経験だよ、大介はお守り」
亮平「まぁ、佐久間が付いてるなら安心か」
？「せやなぁ…さっくんマジで頼むで？」
佐久間「まぁかせんさい！ヤバそうだったらこの佐久間さんが守ってやるからな〜」
蓮「佐久間くん近い！近い！」
今蓮に抱きついてる大介はこの中でも小柄だけど戦闘…というより暗殺が得意なタイプ
蓮の事は任せればなんとかなるだろう。
「2つ目の方は私と照で行こうか」
照「うん、俺は殺る方？」
「そうだね、運転は康二に頼んでもいいかな？」
照「俺はいいよ」
康二「照兄じゃなくてええん？」
「照には後処理も任せて私は宝石を探すからね、どのくらいに戻るか分からない」
康二「なるほどな、それなら俺に任せ！」
「それじゃあ行こうか」
？「その前に朝ごはんは食べてから行ってよ？」
「いらない」
？「食べて？」
「…いただきます」
涼太から食べろという圧を感じて私は大人しく椅子に座った。
朝ごはんは要らないといつも言ってるけど何故か用意されるから食べるしかない。
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作者名：はねちゃ | 作成日時：2023年12月22日 21時
