なんでも屋【雪男】 (ページ25)

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side:daisuke

狼「私は、私を突き通す。」

気づいた時にはもう遅かった。

翔太が銃の先に着いている刃を出して刺したからもう動けない、動かないと思っていたけど彼女は懐から銃を取り出して

自分の頭に向けて迷わず撃った。

翔太「死んだな」

大介「吐かせる前に死んじゃったね」

翔太「結局どこで知ったんだろーな」

大介「さぁ」

でも彼女が知っているなら他の連中も知っている可能性が高い

それも含めて報告しとくか

大介「私は私を突き通す…ね、」

聞いた事あるセリフだなぁ…全く

＿＿＿＿＿

side:ryohei

「…調べた。亮平、涼太行くよ」

阿部「え？あ、うん」

佐久間と翔太の質問に対して調べた、と応えるとAは足早に階段を上がった。

調べたって言ってたけどAは調べる時間が無かったはず

車でも外を見ていたし俺も2人のGPSが動かないか画面を見張っていて調べていなかった

俺も涼太も康二も、多分佐久間と翔太もAは何かを隠してると思ってる

けどAは何も話してくれない

「ここが3階、多分目立って強い奴はいないはず。私たちに関するデータがあったらその場で処分すること」

涼太「分かった」

「いくよ康二」

康二「あ、ああ。気をつけてな2人とも」

阿部「うん、康二もね」

康二は俺らを心配そうに見ながらもAについて行った。

ﾓﾌﾞ「おぉ、ここにもおでましかw」

ﾓﾌﾞ2「こいつらなら俺らでも殺れるんじゃねぇの？w」

阿部「…」

涼太「…」

ﾓﾌﾞ3「黙ってるって事は肯定するって事だよな？ダッセーw」

俺らは黙って視線を合わせていると遠回しだけど雑魚と言ってきた

腹立つけどここで反抗して暴れると更に人を呼ぶかもしれない

流石に涼太がいると言っても2人

数が多すぎると面倒だ

ﾓﾌﾞ1「マジで喋んねーじゃんw脳みそついてんのか？」

ﾓﾌﾞ2「どっちでもいいわw」

ﾓﾌﾞ4「ここにたった2人で来るってことはどうせ何も考えないでただただ突っ込んできた能無しだろ？wどうせ強かねーよ」

だからここはグッとこらえてチャンスを待つ

ﾓﾌﾞ「じゃあ能無しくんたちはさっさと死ね」

段々と俺らと4人の距離が縮まって俺の銃の射程距離内に入った

その瞬間に俺と涼太は一斉に動き出す。