なんでも屋【雪男】 (ページ20)

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照くんにどうすると聞かれて答えて直ぐにAさんは動き出した。

愛用のナイフや銃を取り出して異常がないか確認して隠し道具も懐に入れていく

「亮平、康二が言ってたGPSで場所を特定して。大介と翔太と涼太は待機、2人の救出は私と照、蓮、亮平、康二で行く」

翔太「は？俺らは？」

「涼太は任務から帰ってきてばかりだし大介と翔太は他より任務が多かったから待機」

大介「ねぇ、全然疲れてないし連れてって」

涼太「俺も、まだまだ動ける」

3人ともAさんの待機命令には納得が言ってないみたいでなんとか説得しようとしてる。

正直に言うと俺は別に一緒に行ってもいいと思う

相手が何人いるかもわからない場所に入ってふっかさんとラウールを連れ戻す

戦闘にもなったら危険だから人は多い方がいい

けど、なぜかAさんはなぜか頑なに聞かない。

Aさんも分かるはずなのに

「車もそんな人数入んないでしょ」

翔太「大きい方出せばいいだろ」

「翔太が運転するわけじゃないんだから」

照「いいよ、俺運転する」

「照！」

大介「A！」

「…」

珍しく佐久間くんが声を荒らげたかと思うとAさんは固まった。

大介「大丈夫だから、連れてって"俺らが"連れてって欲しいの」

「…分かった、でも無茶はしないでよ」

翔太「それブーメラン」

「そんなことない、早く行くよ」

そう言ってAさんは玄関へ足早に向かった。

車に乗って阿部ちゃんの案内に従って照くんが運転して着いたのはある建物の入口

涼太「ここにいるの？」

亮平「うん、間違いないね」

「亮平によるとこの建物は地下にも部屋があるらしい。今日の以来と同じグループで動くこと、地下は照と蓮、よろしく」

蓮「はい」

「1階は全員、2階は亮平と涼太で3階は大介と翔太、4階は康二と私で行くよ」

康二「は、はい」

「何かあったらすぐに連絡すること、目的は辰哉とラウールの回収、余裕があれば全滅、報告はこまめにすること、いいね？」

翔太「了解」

「それじゃあ…開始」

Aさんの「開始」を合図に全員が動き出した。

今日は武器を隠すことなく構えながら進む

すると早速2人になった瞬間に誰かが俺らに突っ込んできた。