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side:you
涼太に抱えてもらって家まで戻ると翔太と大介がソファーに座って休んでいた。
そういえば、援護行けなかったな
阿部「ただいまー」
涼太「ただいま」
「…」
翔太「おかえり」
佐久間「あ、おかえりぃ！？えぇ？どうしたの！？」
蓮「Aさん…？」
涼太「終わって向かったらこんな感じだった。しかもターゲットに打たれそうになっててさ、流石に焦ったよ」
佐久間「マジか…怪我は？どこ？手当しないと」
「横っ腹掠ったのと左腕にビンゴ、体力不足で動けなかった。平和ボケしてたな」
照「でもよくあの数の依頼こなしてこれで済んだね」
佐久間「まだ利き手じゃなくてよかったよ」
涼太にソファーの上で下ろしてもらってなぜか照に後ろから支えられながら大介が手当をしてくれる。
照は私の頭をずっと撫でてきて大介は手当中も私をチラチラと見ながら落ち着かない
まるで子犬みたいだ
阿部「ドア開けたら膝ついて動かないんだもん、あれは怖かった」
翔太「…やっぱ1件でも貰っておいて大正解だったな、疲れたけど」
「もう一個くらいできたもん」
翔太「はいはい黙って風呂入って着替えて水飲んで飯食って寝てこい」
「やることいっぱい…」
佐久間「しょうがないでしょ？全部やっとかないと」
「めんどくさい」
照「ほら行くよ？」
そう言われまた抱えられそうになった時に玄関のドアがﾊﾞﾀﾝと大きな音を立てて開く
何かと思って振り返るとそこには荒い息を整える康二がいた。
康二「はぁ、はぁ…はぁ」
涼太「おかえり、大丈夫？」
阿部「…ふっかとラウールは？」
康二「はぁ…っ、ごめ、捕まってしもうた…」
翔太「は！？」
蓮「いや、ふっかさんに限ってそんな…」
「…」
康二「相手が、異様に強かってん…ラウを捕まえて、助けようとしたふっかさんは俺に、帰ってAさんたちに知らせるように言って…そんで…」
先程あったことを必死に説明してくれるが思い出したのが目には涙が溜まっている。
佐久間「っ…場所は分かってるの？」
康二「ラウを助ける前にふっかさんがGPSを付けとく言ってはった…」
蓮「流石っすね、そんな時でも頭働くんだ」
「…ぃ…」
阿部「…？」
照「A、どうする？」
「…連れ戻す。何があっても」
これは、私の責任だ。
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作者名：はねちゃ | 作成日時：2023年12月22日 21時
