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side:you
「っはぁ、はぁ…」
もう、何人やった
何件終わった
流石にこの数を1人はキツかったらしい
荒れた息を落ち着かせるように呼吸を繰り返し、もう体力が限界な私は膝をついている。
モブ「ふざ、けるな…」
「…」
モブ「せめて、お前も…!」
ターゲットが何か言っていたけど分からない
自分の息がうるさい
その直後にハッキリと銃声が聞こえた。
打ったのも打たれたのも私じゃない、痛みは感じない
ならば外したか?
そう思い顔を上げでターゲットを見ると既に息絶えていた。
自害…?あんなことを言っておきながら?もしかして遅延性のある攻撃…?と考え続けているとまた誰かの声が聞こえる。
阿部「A!」
「亮平…?」
涼太「意識はあるね、大きい怪我は1つあるけど致命傷はない」
声の主は涼太と亮平だったらしい
私に近づいて楽な体制にしてから怪我が無いかを確認している。
阿部「よかった…」
「涼太も、なんで」
涼太「心配だから来たに決まってるでしょ、もうこれで終わり?」
「…うん」
翔太たちは私のあげた1件に少し苦戦していて辰哉たちは連絡がつかないから今依頼をしてると思うらしい
阿部「じゃあ帰るよ?ほら、乗って?」
「亮平じゃ心配、涼太がいい」
そういうと2人は固まる。
亮平は涼太より細いから私で潰されないか不安で涼太に運んでもらおうと思ったけど…
もしかして運ぶのとか嫌だったのかな?
涼太「…え?」
阿部「…なんで?」
「嫌ならいいけど…」
涼太「全然嫌じゃないよ、はい」
「…?」
阿部「いや待ってなんで俺じゃダメなの?」
「亮平は、潰れちゃいそうだから」
阿部「は?俺鍛えてるよ?Aくらい簡単に運べるし」
涼太「まぁA軽いしね」
阿部「あ、結局涼太が運んでるし…」
たまには…ほんとにたまにはこういうのも良いのかな?
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作者名:はねちゃ | 作成日時:2023年12月22日 21時