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side:you
今日の依頼はありえないくらい多かった。
表の仕事は1件、裏の仕事は10件
しかもどれも今日中の依頼
1日にこれほど依頼が来ることは今まで1度もなかったのに突然増えた
初めは機械がいよいよ壊れてしまったのかと思っていたけどそうでも無さそう
阿部「…どうする？」
「表は引っ越しの手伝いだったね、それなら照と蓮に任せる。終わり次第こっち手伝って」
照「分かった」
蓮「いや、そっちの依頼が10件あるのにこっちに2人も割いていいの？」
「そっちを疎かにする訳にもいかない。裏は私が4つやる
それ以外は辰哉とラウールと康二、翔太と大介、亮平と涼太がそれぞれ2件づつお願い」
それぞれ仕事を割り振って私は依頼に向かう準備をしようとすると誰かに手首を掴まれた。
振り返るとそこには眉をひそめて不満そうな顔をしている辰哉がいる。
辰哉「いやちょっと待って、それは意味わかんない」
康二「…せや、なんでAは1人で動くのに4件もやるん？俺らの方が人はいるし2つくらい分けてや」
「人手が足りないし今回の依頼内容はどれも簡単じゃない、こうなるのは必然だよ」
翔太「いや、だからこそ1件でもいいから俺らに分けろって話だろ。いっつも全部一人で解決しようとしやがって…俺らにも頼れよ」
「十分に頼ってる、だから今こうやって仕事を振ってる」
十分過ぎるほどに私はみんなに頼ってる。
…いや、頼りすぎてるかもしれない
大介「でもこれじゃあ俺らと比べてAの方がよっぽど負担がかかってるよ、もう少し頼ってよ…仲間でしょ？」
「…1件だけ、増やすのは1件だけだよ。翔太と大介」
翔太「まぁ無理されるよりマシだな、わかったよ」
いくら言っても動かなさそうで諦めて1件渡したけどやっぱり不安なものは不安だ。
自分の件を片付けたら援護に行こう
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作者名：はねちゃ | 作成日時：2023年12月22日 21時
