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side:Raul



正直いけると思ってた。

仲間の人達が言ってたAさんは俺より小さくて力もあまりなさそうに見えたから

走った時も早い方だと言われた。

伸びしろがあるねって

初めて何かを褒めてもらえた

ただ現実はそうもいかなくて、今俺はこの人を前に膝を着いている。



「ふぅ、勝負ありだね」

ラウ「はぁっ…はぁ…はぁ…」



俺は息が切れるくらい本気で戦ったのにAさんは少し息を整えるだけ


見くびってた

そうか、所詮は伸びしろがある程度

あのAさんの隣にいた人も「まだ遅い」って言ってた。


初めて言われるような言葉ばかりで舞い上がってたんだ



ラウ「はぁっ、はっ…」

「今日はこれで終わり、よく休んでね」

「辰哉、後はお願い」

辰哉「はーい…ってもういないし、翔太ーAんとこに水持ってってあげてーどうせ無理してんだから」

翔太「分かってるー」



Aさんはただそれだけ言って部屋を出ていった。

周りの人達がなにか話してる

こんなに運動したの初めてだな


…あれ?


段々息の仕方が分からなくなってきた



ラウ「はぁっ、はっ、はっ」

佐久間「あちゃ、これまずくない?」

涼太「落ち着いて、ゆっくり息吐こっか?はい吸ってー吐いてー」



誰かが僕の背中を撫でてる

口元には袋が当てられていて苦しいけどしばらくすると落ち着いてきた



ラウ「ふぅー…すー…」

亮平「さすが涼太、お水持ってきたけど飲める?」

ラウ「は、はい。ありがとうございます」

辰哉「ラウールってお風呂入れる?」

ラウ「え?はい」

辰哉「おっけーじゃーお風呂行くよ、汗ベタベタで気持ち悪いでしょ」

ラウ「…はい」



汗を軽く拭いてお風呂まで案内されて辰哉さん?にはお風呂上がったらこれ着てね。と黒いパーカーと緩めのズボンを貰った

お風呂から上がってもらった服を着て外に出ると行きにお風呂まで案内してくれた人がいた。



辰哉「ん、終わったね。じゃあラウールの部屋できたから案内するね〜」

ラウ「部屋…」

辰哉「俺は深澤辰哉、ふっかとかふっかさんって呼ばれてるかな?好きに呼んでね」

ラウ「じゃあ、ふっかさん」

辰哉「はぁ〜いw」

翔太「ふっかー」

辰哉「ん?なにー?」

翔太「Aが先に飯食っとけってー」

辰哉「あーい」

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作者名:はねちゃ | 作成日時:2023年12月22日 21時

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