◆「憂鬱の果てに」配信者*赤月のら:切恋 ページ7
ﾄｸﾝｯ…
心臓の音が鳴り止まない。
こんなに心が踊ったのは何年ぶりだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*数十年前*
「のら! 早く早く!!」
のら「Aちゃん待ってよー!;」
僕がまだ10歳辺りの頃。
近所に新しい一家が引っ越して来た。
どうやら仲が良い家族の様で、毎日にぎやかな声が聞こえた。
僕が初めて恋愛として好きになったのは、その家族の一人娘の女の子。
そう、Aだった。
だけど、僕の家族はその子の家族をとても嫌っていた。
理由は単純、「うるさいから」だった。
僕は正直ありえないと思った。
こんなにも楽しそうで、愉快で、自由で面白い家族の何処が気に入らないのか。
でも、そんな気持ちは無惨に散った。
色々あって、やっとの事で仲良くなれたのに、僕は引っ越す事になった。
僕の家族もあの子の家族と打ち解ける事が出来たのに、なのに…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あぁ、神様。
どうして今になって、Aと会わせてくれたのですか…？
どうして、もっと前に教えてくれなかったのですか…？
こんな再開じゃ、僕は神様に感謝なんて出来ませんよ…
のら「ねぇ、君___________」
「あれ、もしかして… “のら„くん？」
呼んだ、確かに呼んだ。
僕の名前を。確かに「のら」と…
だけど、駄目。
のら「ｯｯ…!! あっ、えっと… 人違いでした、…ごめんなさい。」
「あ、あれ…、えっと… こちらこそ勘違いしてしまいすみませんでした…」
声色が前と違う。
風邪でも引いたのだろうか。
妙に顔色も悪く、声が引きつってすらいる。
足取りも重そうだ。
歩く方向的に病院へ行くのだろう。
手伝った方がいいのか…
でも、そのまま。
もういい、このままの関係の方が。
きっと、これが互いのため。
だって…
知っていた。本当は知ってたんだ。
彼女は、Aは__________
____________もう、余命がない事を。
◆「解説」by.Vellku→←◇「配信対決*２」配信者*赤月のら:普通
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アベッチ - リクです!ワンピースのイゾウ落ちで、具体的な内容は任せます！主人公の性格はヤンデレで、関係は友達以上、恋人未満の感じでお願いします！ (2018年3月31日 13時) (
レス) id: 6605acb6b9 (このIDを非表示/違反報告)
Vellku - リクエスト待っています!! どんどんリクエストして下さい!(´`* (2017年9月11日 22時) (レス) id: d6dce2c63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vellku x他1人 | 作成日時：2017年9月11日 22時
