幻想8 ページ9
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目の前に現れた魁夜
その瞳は冷たく口裂け女に向けられていた
「どうでしたか?貴方の‘妄想’は…」
依然、彼女は放心状態なのか固まっている
「もし、生きていたらこんな風になっていたいっていう気持ちがさっきの俺達だっていうのか?」
重い雰囲気の中俺はそう口にしていた
「はい…もし、この‘幻想’に捕らわれて一生ここでくらすというシステムです。
しかし、貴方たちには強い希望があるのでしょう?
そういう人は、こんなものを見たところで取り乱したりしません
ただの映画を見ている感じにすぎないのです。」
…説明を聞いたところであまりピンとこないが
「入学式か…」
最後の願いだったのかもな
「さて…口裂け女さんはここで不合格となります。」
パチンと指を鳴らすと消えてしまった
「不合格になったらどうなるんですか?」
遅る遅る聞いてみると
「それは、後に分かることですよ」
ニッコリ笑ってあの会場に戻ってきた
「あっ…良も合格したんだね」
隣には涼香が安心したような表情で座っていた
「!あぁ…結構人数減ったな」
会場を埋まるくらいにいたのに今じゃ半分以下に減っていた
「へぇー…君たちも残ってたんだ意外だなー」
何とも嫌味ったらしい声が聞こえてきた
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妙子(プロフ) - 遅くなりましたが、完結おめでとうございます♪猫叉君・・まさかの監督(^_^;)面白かったです!2人が出会えてよかったです (2014年5月29日 10時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます(*^^*) (2014年4月24日 22時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)
月影 - かげながら応援してました。完結、おめでとうございます!!とても素敵なお話でした♪ (2014年4月24日 22時) (レス) id: 90c28c9e0e (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 猫叉の人間になりたい理由凄いですね (2014年4月23日 9時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 猫叉好きです♪何考えてるのか早く知りたいです☆ (2014年4月21日 10時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年4月2日 19時