転生試験

試験内容4 ページ5

「それでは、第二次試験を開始いたします！」

……んん？今何て言った？

「ちょっと待ってください！私第一次試験なんてやってませんよ？」

隣の涼香は手をあげて言った

彼女の言う通り俺は初めて試験のことを知ったんだ

しかも、異界に来てすぐに

「ｸｽｯ…第一次試験ならここにいる方たち皆合格ですよ？

最初に言いましたよね？

試験資格は“転生”したいと強く望むこと

あなた達がここへ来たときからもう試験は始まって合格したんですよ？

そして、次の試験へと進むのです。」

相変わらずニコニコとした表情で魁夜は説明をしてくれた

「さて、質問は以上ですね？

それでは、席について目を閉じて暫くお待ちください

絶対に目を開けてくださいというまで開けないで下さい

もし、開けてしまったら…」

急に声のトーンが低くなって表情が怖くなった

「A！それは＿＿」

魁夜が何かを耳打ちして彼女を制止した

何を言ったんだ？

「失礼しました！

それでは、目を閉じてください」

まだ、混乱して理解しきれてない部分もあるが言われた通りに静かに目を閉じた


多分、俺達はとんでもない試験に参加したんだなと気付いた


これからのことを不安に思いながら次の指示を待った

＿＿＿

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