No.23 ページ24
家に帰る気も、
明日から笑って学校に行こうなんて気も、
全くなかった。
気が付けば外は真っ暗。
春の夜は寒い。
『あれ...こんな所まで走った?』
気が付けば知らない所へ私は足を踏み入れていたのだ。
携帯を開いて見ると
もうすぐ私の誕生日が終わって日付が変わる。
また、涙が出てくる。
『こんなはずじゃないんだ...』
夜12時。
シンデレラは魔法が解ける時間。
帰れそうにもない夜道を
このままでもいいなんて思いながら
公園で眠ることにした。
シンデレラなら
『ガラスの靴を持った...おうじ...さま...』
が現れる。
ねぇ、私にとっての王子様は
『侑李...なんだ...よ?』
「...
遅れてしまいましたね...お姫様」
ウトウトしながら微かに聞こえた声に
何故か心が弾んだ。
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みさりいん - なんか泣けてくる (2019年1月25日 8時) (レス) id: 0a0af767da (このIDを非表示/違反報告)
めぇめぇ(プロフ) - のあちさん» うわぁありがとうございます(><) (2019年1月23日 17時) (レス) id: bd2a755b8c (このIDを非表示/違反報告)
のあち(プロフ) - 凄い良い作品ですね(;A;) (2019年1月23日 17時) (レス) id: 1ced34c806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぇめぇ | 作成日時:2019年1月23日 10時