No.16 ページ16
今日もバイト先へ向かう。
大学受験も落ちて、浪人生活に飽きた私は
4年間ここのコンビニで働いている。
「ボケーッとしてるね。おばさん。」
『げっ...侑李くん』
会ったら侑李の事を思い出して
「なに?来ちゃダメだった?」
涙が出てしまうんだ。
『そ、そんな訳じゃないのよ...うん。』
そんな顔で見ないで。
「考え事?」
私を覗き込んで「アホ面」と小馬鹿にして笑う。
『もういいから!!
で?侑李くんは彼女すっぽかしてない?大丈夫?』
すると何か考え込んだように
「おばさん...彼女の誕生日なんだよもうすぐ」
ため息混じりの声に笑いそうになりながら
『へ〜祝うの?』
「笑い事じゃないんだよ!!」
頬を膨らませて怒るから更に笑えそうなのを堪えながら、
『どうしたの?』
「僕じゃない男と過ごすって。」
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みさりいん - なんか泣けてくる (2019年1月25日 8時) (レス) id: 0a0af767da (このIDを非表示/違反報告)
めぇめぇ(プロフ) - のあちさん» うわぁありがとうございます(><) (2019年1月23日 17時) (レス) id: bd2a755b8c (このIDを非表示/違反報告)
のあち(プロフ) - 凄い良い作品ですね(;A;) (2019年1月23日 17時) (レス) id: 1ced34c806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぇめぇ | 作成日時:2019年1月23日 10時