No.12 ページ12
家に帰ってふと今日の事を思い出す。
家の棚の上にある写真を手に取る。
侑李と私と涼介のキラキラ輝く笑顔。
『戻りたいよ。侑李。』
“あの日”はなんで来たのだろうか。
『おかしいよね。侑李。』
予告もなしに侑李は儚く消えてった。
『今日、侑李にそっくりな男の子いたの。』
あの子は幸せに生きてほしいな。
『侑李と同い年だよ?』
あの日から私の中の侑李はずっと成長する事を
知らない。
ずっとこの写真のままの笑顔の侑李なんだ。
『あの子同じ制服着てたからかな...
だから、あの日コンビニで侑李って呼んだのかな。』
私と同じ学校だった。
侑李と同じ格好をしてた。
だから、さらに侑李だと思ったんだ。
『もしかして、侑李がイタズラしてるの?』
写真に問いかけてみても笑顔のまま
『んなわけ...ないよね...?』
表情が変わることは無かった。
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みさりいん - なんか泣けてくる (2019年1月25日 8時) (レス) id: 0a0af767da (このIDを非表示/違反報告)
めぇめぇ(プロフ) - のあちさん» うわぁありがとうございます(><) (2019年1月23日 17時) (レス) id: bd2a755b8c (このIDを非表示/違反報告)
のあち(プロフ) - 凄い良い作品ですね(;A;) (2019年1月23日 17時) (レス) id: 1ced34c806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぇめぇ | 作成日時:2019年1月23日 10時