検索窓
今日:10 hit、昨日:6 hit、合計:17,359 hit

No.11 ページ11

『ごめんねぇ...』








そうやって泣く私に







君はぎゅっと抱きしめて







「何があったかは分かんない。








分かんないけど、僕の胸なら貸してもいいよ?」









侑李くんの胸で泣いた。









その度に撫でてくれる君は









やっぱり侑李なのかも。








それから、泣き止んだ私を家まで送ると言った知念くん。








『子供は早く帰んないと。明日学校でしょ?








家どこ?おばさん送ってくよ。』








時計を見ればもう夜の10時前。









私よりも侑李くんの身の方が大事。








「いーよ。僕帰るから。」









『気をつけて帰るんだよ?』









「おばさんみたいだよ本当に。」








また、侑李くんの笑い声が響く。








『仕方ないこれだけは私おばさんだもん。』







皮肉混じりに言ってやったのに






「誰もおばさんだなんて本気で思ってるわけないじゃん。じゃーね。」








君は後ろ向いて手を振って帰ってしまった。







『変な子...』









ん...?おばさんと思ってない?







その意味を知ることが出来るのはまたまだ先のお話。

No.12→←No.10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みさりいん - なんか泣けてくる (2019年1月25日 8時) (レス) id: 0a0af767da (このIDを非表示/違反報告)
めぇめぇ(プロフ) - のあちさん» うわぁありがとうございます(><) (2019年1月23日 17時) (レス) id: bd2a755b8c (このIDを非表示/違反報告)
のあち(プロフ) - 凄い良い作品ですね(;A;) (2019年1月23日 17時) (レス) id: 1ced34c806 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めぇめぇ | 作成日時:2019年1月23日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。