信じるもの Ⅱ【トラファルガー・ロー】 (ページ47)

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七十二話ページ47

あの医療室に運ばれる前にレベッカに近づく。

『レベッカ、あなたの姿が見えないようにするわ。
私についてきて＿＿＿＿黒技・消(ブラックアート・ミラー)』

＿＿＿＿＿＿

人目のつかない場所に来て、術を解く。

｢あの、なんで私を？｣

『外に用ができてね。私はそこに向かわなくちゃならない。
だから、お願い。私を装って決勝に行ってきて』

｢え、私なんかが...｣

少しの足音と共にやってきた誰か。

｢ハクバの剣を少なからず見切ってたんだ。決勝に行くに相応しいよ｣

｢えッルーシー？｣

『...レベッカ、ちょっと待ってて』

見た目はルーシーだが...腹の傷、髪の色、声色、そして何よりも気配...

なんでこんな所にコイツ(・・・)

『なーんでこんな所に居るのよ、革命軍参謀総長さん？？』

｢ハハハッまァ仕事と、ここの景品だな。それにしてもAに会えるなんて思ってなかったなァ。で、決勝出ないでどうする気だ？｣

『...キャプテンを助ける為に』

｢なるほど、トラファルガーか。それであのレベッカを連れてきたって訳か｣

『お願い、していい？』

｢まァ俺らの付き合いだしな、レベッカのことは任せな｣

さっきからバルトロメオが固まっているが...

｢えッ今、Aって...まさか最悪の世代の一人“堕天使”のA先輩！？｣

『なんで私の事...まァいいか、そうよ』

正体を明かすと急に訛りが強くなって誰に話してるか分からなくなってるバルトロメオ。

もうよく分からないので、無視をする。

『頼んだよ、サボ。
メラメラの実(形見)、逃がすんじゃないわよ』

｢当たり前だ｣

とりあえず、ここから抜けることは出来る。

門はそこら辺の係員を操(リフ)れば行けるだろう。

恐らく、皆、王宮に向かっているはずだ。

そこに、奴がいる。

...キャプテンも、きっと。

『今から、向かいます』

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狂舞台・操(インナーフォーヴ・リフ)
かけられたら、能力者の操り人形となる。操れる対象は最大4人。それ以上も可能だが、4を超えると上手くコントロールできない。解放条件は通常よりは強力。

ヴァイスちゃんは、昔、サボに会ったことがあります。
本編のストーリーで書くつもりは無いのですが、番外編とかで書く予定です。