二十六話 ページ1
たぬきちゃんを頭に乗せたままで行って欲しかったな
...なんて言うとキャプテンの視線が怖いのでここは言いません。
｢シーザー屋はお前たちと白猟屋のG-5を消し去りガキ共を奪い返すつもりだ。それが達成されるまでヤツの攻撃は止まない。
立入禁止のこの島に誰かがいるという事実が漏れればアイツはこの絶好の隠れ家を失うことになる。だからお前らを全力で殺しにくる｣
『懸賞金3億ベリー、殺戮兵器を所持する
覇気を纏えない方は決して近づかない方が良いです。ただの科学者ではありませんから』
｢コッチで覇気使えんのは俺とゾロとサンジ、あとお前らだろ｣
｢まァ十分だ。俺らは一足先に研究所に戻る｣
＿＿＿＿
そして、もう引き返すことの出来ない麦わらの一味とハートの海賊団の同盟作戦が動き始める。
シーザーの誘拐目的は“混乱”だとキャプテンは言っていた。
ただ成功していないから話す必要は無いと話してくれなかった。
『私はシーザーを探します』
｢いや、お前は能力を使ってたぬき屋と薬について調べておけ。終わったらいつも通り適当に本でも読んで探られないようにしろ｣
『アイアイキャプテン』
｢＿＿＿＿ROOM｣
｢お前の能力便利だなァ！ワープか？今の｣
『正確には入れ替えみたいなものです』
｢そうなのか｣
｢黙って袋に入ってろ、もう研究所裏口だ。
メイン研究室にはシーザーと恐らくもう1人女が居る。俺は2人を何とか部屋から連れ出す。お前らはその間に薬のことを調べろ｣
すると、たぬきちゃんにキャプテンが直々にシーザーを捕まえたらいいんじゃないかと言われた。
言われてみるとそうだが、キャプテンのことだ。何かしらの事情があるのだろう。
｢とりあえずお前らはシーザーを攫ってくれりゃあいい。あとは俺がやる｣
左側から多くの叫びが聞こえた。
『...まさか』
｢なッ...｣
麦わらさん、鉄人さん、ロビンさんだった。随分派手な登場なことで...
｢マスター！出てこーい！お前をぶっ飛ばして誘拐してやるぞー！｣
それ秘密ですよ...
｢あのバカ...誰が全軍相手しろと言った！｣
彼らのおかげで私の心はさらに踊らせてくれる＿＿
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月25日 23時
