二十話 ページ43
決着は着いた。
キャプテンは白猟さんの心臓を取る。
すると、大きな足音と共に何か聞き覚えのある明るい声がこちら側に向かってくる。
複数の人の気配も感じる。
｢おーい！おーい！お前じゃんか！俺だよ、俺ー！あんときゃありがとなー！｣
｢麦わら屋...｣
走りながらキャプテンを呼ぶのは麦わらさんだった。
｢こんな所で会えるとは思わなかった！あんときゃ本当にありがとう！あれ？喋るクマ達は？あと...｣
『この島にいるのはキャプテンと私だけです』
｢おう！お前も居たのか！お前にもお礼言わねえとな！ありがとう！｣
『お礼を言われるほどのことはしてませんよ』
ホント、いつでも明るい感じ...太陽みたいな。
｢よく生きてたもんだな、麦わら屋。だが、あの時の事を恩に感じる必要はねェ。あれは俺の気まぐれだ。俺もお前も海賊だ。忘れるな｣
｢ヒヒヒッそうだな！ワンピース目指せば敵だけど2年前のことはいろんなヤツに恩がある。ジンベエの次にお前に会えるなんてラッキーだ。ホントありがとな！｣
長鼻さんが白猟さんが倒れてることに気づく。
そして茶ひげは私たちに助けを求める。無視するけど。
女海兵さんが走って白猟さんの元に駆け寄る。
それに気づいた麦わらさんは海軍に懐かしいな！と言う。昔の友人に再会したかのように話す彼は本当に不思議な人だ。
白猟さんの胸の穴を見て女海兵さんは目に涙を浮かべ始めた。
そしてキャプテンの元へ刀を抜き向かってくる。
｢よくもー！！｣
｢おいおい...よせ。そういう泥くせェの嫌いなんだ｣
『私は嫌いじゃないですよ』
私がトドメを刺そうとしたがキャプテンの右手に斜線を切られてしまった。
｢いい俺がやる＿＿＿＿ROOM＿＿＿＿シャンブルズ｣
女海兵さんは雪の地面の上に倒れた。
｢懲りねェ女だ、そう深刻になるな｣
｢そうだ...おいトラ男、ちょっと聞きてェんだけど｣
｢研究所の裏を回れ、お前らの捜し物ならそこにある。またあとで会うだろう。互いに取り返すべきものがある｣
麦わらさんはキャプテンの言葉を受け取り仲間の元へ向かった。
そして騒いでいる海軍たちを背に私達は研究所内に入っていった。
私達は長い廊下を歩き、第3研究所のシーザー・クラウンのいる部屋へと入る。
｢テメェなんて事をしてくれた、ロー｣
｢文句があんのはコッチだ、シーザー｣
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三毛猫推し - 話の区切り方だったり、内容だったり...めっちゃ面白いです！更新待ってます！ (2022年8月6日 22時) (
レス) @page13 id: 2315a9f657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月1日 20時
