信じるもの【トラファルガー・ロー】 (ページ14)

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十二話ページ14

食事が出来るのが待てなかったので私だけ先に行くことにした。

『＿＿＿＿“水明美刀馬(クリスタルシュバル)”』

水のように透けた馬。私の技で作ったペット的なものである。この子(以下クリス)は移動でいつもお世話になる。戦いはあんまり好きじゃないみたい。

『湾岸までお願い』

＿＿＿

｢あ、おーい！A〜｣

『あ、みんないるー！クリスありがとね、戻っていいよ』

｢何だもう戻ってきたのか｣

『戻ってきちゃ悪いです？キャプテン』

...ちょっと待って？後ろにいるのって

『レイさん！？』｢Aか！｣

｢ルフィ君がここにいると推測したんだ。Aまで居るとは思わなかったがな｣

『大正解です、あと濡れてるのって泳ぎました？どうせシケにでも船やられてきたんでしょう？』

｢平泳ぎは得意だからな。あとA、シャボンディに来ていたなら声を掛ければ良かったのに何故だ？｣

『えーと...立派になってから会うって決めてたので...まだまだかなと』

｢...あのー｣

『どうしたの？』｢ん？｣

｢お知り合い...でいらっしゃる？｣

ペンギンとシャチが聞いてきた。

話がちょっと盛り上がっちゃったからそっちのけで話してたのは申し訳なく思った。

『あーえっと、レイさんは私の師匠です』

｢エェェ！？｣

｢“冥王”が師匠！？｣

私がレイさんとどんな関係なのかを発言するとみんな驚いていた。

『まぁみんなに言ってなかったもんね〜』

｢...良い仲間たちを持ったみたいだな｣

『...はい！』

＿＿＿＿

｢冥王...麦わら屋に伝言を頼む｣

｢＿＿＿＿あァ、承知した｣

｢お前ら！出港するぞ｣

キャプテンがレイさんに麦わらさんへの伝言を伝えた後、私達は直ぐに出港することとなった。

『ではレイさん！またどこかで！』

｢気をつけろよ｣

新世界に入る前に少し話せてよかったな...

この時の私はシャボンディのときでの後悔は一切なくなり、とても清々しい気持ちだった。

＿＿＿＿

｢冥王が何をする気か...“D”はまた必ず嵐を呼ぶ。次に会うのが楽しみだ｣

『“D”ですか...』

“Dの一族”

＿＿＿＿＿Dはいつも数奇な運命に満ちている

当てはめるなら(・・・・・・・)そうかもしれない。