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遠い日の送別 ページ23

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たった一度だけ弱音を吐いてみせましょう。


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君は今何をしていますか
遠い彼の地で今日も笑っていますか
僕を変えてくれたその明るさで
一生のうちにあと何人を救うのでしょう


｢笑わないでくださいね｣
そんな語り出しで夢を
噛み締めるように口にした君は
もうじき僕の手の届かなくなる
別れ道へ
迫っていると
あの日悟った


｢後悔したことはないんですか｣
君が去って幾つかの季節が流れ
彼は訊いた
あれだけの存在を
手放したこと
一度も引き止めなかったこと

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美月 - おもろかったです なんとか全部読ませていただきました 。 もう小説家になってもいいんじゃないのでしょうか？ 応援しています (2020年8月28日 23時) (レス) id: 6e4bf7a052 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：真葛 | 作成日時：2020年4月16日 23時

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