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雨 ページ21

急に雨が降ったとき

手に傘のない僕は

隣を歩くお前の傘に入ることにしていた


｢当たり前のように｣そんな風に

言いたげな渋い顔のお前を無視して

相変わらず顔色一つ変えずにそこにいてやろう



ねぇもしも僕がひとつ

お金では買えないもので

大切なものがあるとするのなら

それはお前だよ


なんて言えるほど僕ら

幼くないし若くないね

年月と因縁を

いつの間にか重ねすぎた


ねぇ望んだものは手に入るのに

一番欲しいものは

何十年経っても得られないままなんだ


僕らというのは得てして

そういうものだと知っているけれど

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設定タグ：詩 , ポエム , 真葛 , オリジナル作品
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美月 - おもろかったです なんとか全部読ませていただきました 。 もう小説家になってもいいんじゃないのでしょうか？ 応援しています (2020年8月28日 23時) (レス) id: 6e4bf7a052 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：真葛 | 作成日時：2020年4月16日 23時

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