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哲汰side
哲「そうだ。この後どうする?」
とりあえず店から出て、何とかこの空気から抜け出したい一心で口を開いた。あれから話しかけても帰ってくるのは曖昧な返事くらいでさっきから心ここに非ずな感じだ。
颯「あー、哲汰は?」
「何かしたいこととかある?」
まさか質問で帰ってくるとは思わなくてすぐには何も思い浮かばない。でもこのまま帰るのも少しもやもやして何とか答えを絞りだそうとしてはいるけど難しい。
颯「何もないなら、」
哲「甘いもの!」
「食べたい。デザート欲しくない?」
「俺、うまいとこ知ってるんだよね〜」
必死すぎたかもしれない。でもなぜかこのままの状態では帰りたくない。
颯「そ?じゃあ行くか」
「しょっぱいのとかある?」
哲「あるけどデザートなんだから甘いのだろ普通」
颯「しょっぱいのもデザートになる時代なんだよ今は」
どんな時代だよとも思うけどさっきよりは空気が軽くなって安心した。
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作者名:雪柳 | 作成日時:2024年2月27日 14時