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颯斗が落ち着くのを待って、帰路に就く。目は真っ赤になって腫れてしまっている。冷やして治るのか心配だけど、とりあえずコンビニでアイス買って目を冷やしながら帰る。
颯「ごめん、ありがと。」
こんなに哲汰が好きでふられたらこんなになるまで泣いてしまうのに、俺の付け入る隙なんてある訳ない。でも、もしものことを期待してしまうのはいけないことだろうか。
幸せそうだったから諦めようと決心できたのに、こんなにボロボロになってて決心が揺らいでしまう。
好きだよ。誰よりも颯斗が好き。俺が一生かけて幸せにしたい。俺だけ見ててよ。
ずっと言えずにいた言葉を飲み込んで、結局まだてないまま。
永「いいよ、別に。あ、久しぶりに高尾の歌うたおうか?颯斗の大好きな高尾の歌。この前はロックだったから今回バラードにする?」
颯「いいって」
やっと颯斗に笑顔が戻って安心する。やっぱ颯斗の笑顔大好きだ。こっちまで笑顔になるし、元気が出る。
いつでも俺が笑顔にしてあげるのに。もっと頼ってよ。
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作者名:雪柳 | 作成日時:2024年2月27日 14時