怪異ではなく妖怪ですRe:make 第伍章【地縛少年花子くん】

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3年1組の教室にて


光「散々逃げ回りやがって...もう逃がさねーぞ観念しろミツバ」


やっと捕まえた...

三葉くんったら逃げ足早いんだから...


光「花子やお前が生徒してたり先輩達がバラバラになったり...それに言ってたよなこの世界が偽物だって。どういう意味か話してもらうぞ！」


三葉「知らな〜い。ダサいピアスしてる奴と話したくなぁ〜い」


光「テメーの耳にも付けてやろうか？」


三葉「ひっ」


寧々「わーっわーっ！！」


はあ...ふざけてる場合じゃないのに...


『三葉くん、何か知ってるなら教えて

お願い...』


三葉くんの服を少し掴みながら言うと三葉くんはぽつりと言った


三葉「僕だってそんな細かいことは知らない...けどそんなに...この世界が嫌なの...？」


光「当たり前だろ！先輩達がバラバラになっちまったんだぞ！」


三葉「ふーん、そんなことか」


『そんなことって...貴方ねぇ...！！』


寧々「A抑えて抑えて！！」


幼馴染がバラバラになったのに...そんなことって...！！


三葉「いいよ、わかった。そんなにここが嫌なら...あそこに行ってみなよ」









三葉くんに教えられた場所はあの謎の塔だった

昨日まではなかったハズの謎の塔
改めて近くに来るとなんだか...


『ドキドキするわ...』


寧々「分かる...」


光「ミツバの奴この塔に行けばわかるとか言いやがって...ウソだったらタダじゃ済まさねー」


ふう、と息を吐いて覚悟を決める。


よし、行こう

ドアを開いて中に入ると中は真っ暗だった


寧々「明かりとかないのかな...」


光「なんかよく見えねーっすね...あだっ！なんだ壁か！？」


『危ないから3人で手繋ごっか』


私を真ん中に左に寧々ちゃん、右に光くんの順で手を繋いで歩く


『絶対手離しちゃダメだよ』


寧々「う、うん」


光「は、はい！」

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