殺戮の女神 2【殺戮の天使】

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ザックside


Aを寝ているレイに付かせて俺一人で廊下へ出るとそこにはおもちゃが一人で歩いていた


『音立ててたのはこのおもちゃかよ。ったく、こっちはイライラしてんのに紛らわしいんだよ！』


首と胴体を鎌で切り裂く

ガチャン、と扉が閉まる音がしたあと聞き覚えのある声が耳に入った


「あぁよかった！上手く追い出せた！」


！？


「全く君ってばなんでも壊せばいいってもんじゃないよ？」


扉を殴ったがビクともしない


「ザック、そんなに強く扉を叩くんじゃない。
疲れて寝ているレイが起きてしまう」


『ダニーてめぇ！！！』


いつの間に入って...！！


ダニー「君のバカ力でもここの扉は開かないよ。
ここのフロアの扉はこう見えて頑丈なんだ！」


『開けろダニー！』


くそっ...

中にはレイと


Aが...


A...

確かアイツも...ダニーに...狙われてたよな


A「離、して...ダニー先生！」


ダニー「嫌だよA。やっと君とレイチェルを手に入れたんだ。

離す理由なんてないじゃないか」


コイツ...っ


『そいつらに何かしたら殺すぞ...！』


ダニー「そんな口を利くなよザック。僕はレイチェルとAを殺しはしないさ。

でも僕には今カードが揃っている！レイチェルとAの身の安全！そしてこのビルの出口のありかだ！」


「なぁザック、その使えない頭でよく聞くんだよ？君は文字も読めない愚か者だからね...そんな君にヒントと救いの手を差し伸べようって言うんだから！

何も知らず君達はのうのうと彼女の横にいた。
あまつさえ彼女に神様なんて言われてね君も悪い気はしなかったんじゃないかな」


気持ちわりぃ...！


『わかるように話せ！』


ダニー「彼女のことを全部知ってごらん。
このフロアは彼女そのもの...。そこから考えるといいよ。彼女に本当にふさわしいとはなんなのか

その選択肢によっては君をここから出してあげるさ。
もちろん、君一人だけね」


コイツ全然説明になってねぇじゃねぇか...！！

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