殺戮の女神 2【殺戮の天使】

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ダニー「.....彼女の魂は救われない。
だって彼女の魂は奪う側だからだ。慈悲もなく容赦もなく埋まらない器を埋めようと奪うばかりの魂なんだよ」


救われない...

私の魂は、救われない...


ダニー「全部僕がいれば大丈夫。

共に生きようよ？」


神父「ダニエル・ディケンズ！！」


ダニー「.......失礼」


ダニー先生は私から離れて神父様に視線を移す


神父「もう構わぬ。これ以上聞く必要もない。
証人は退場するがいい」


ダニー「...大丈夫だよレイチェル。僕言ったろう？

本来の君は、奪われるべき魂ではないって」


『っ.....！！』


後ろを振り向くともうダニー先生はいなかった

...


神父「レイチェル・ガードナー。君の判決が出た」


！


神父「お前もあの者達の証言を聞いただろう。
特にダニーは分かりやすい。そもそもお前の素性を一番知っているのがあやつだ。確かにダニーはこの場の誰よりも長く君を見ていた。

そしてダニーはお前の真実を語りながらも決してお前を否定することは無かった。魔女というお前に心酔しているのだろうな」


...そんなの私のせいじゃない

ダニー先生の勝手だもの


神父「真に勝手なのは己だと思いもしないのか？レイチェル・ガードナー

エディはそんなお前を証言したのだ。己の目的以外他の物を省みぬお前のことをな。そしてキャシーは...可哀想に。

お前に欺かれた挙句！お前に魅了されてしまった！！

君は、魔女だ」


違う！！


神父「違うものか。現に君はどの証言にも反論などできていないではないか。さぁ魔女よ！！清らかに浄化されなさい！ただ今より

魔女の火あぶりを行う！！」


十字架に磔にされて熱い炎の中私は叫ぶ


私は魔女じゃない、と

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