殺戮の女神 2【殺戮の天使】

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レイ「ザック、A大丈夫？」


ザック「腹痛ェに決まってんだろ」


『...大丈夫じゃないかも』


肩も痛いし、頭も痛いし、吐き気するし、手足震えるし...

今日は最悪の日だよ


ザック「あの女看守の顔見たか！？傑作だったなぁおい！はははははっ！お前もよくやったじゃねぇか！おかげでちったぁスッキリした！」


『...今回は、レイが活躍したね』


レイ「本当？」


うん、本当


ザック「よし行くぞ。Aも行けっか」


『ん...頑張る』


倒れたら...ごめん


心の中で謝って私達はエレベーター前へ向かった


だけど


『...開かないね』


ザック「ここまで来てこれかよ！」


はぁ、キャシーったらめんどくさいことするよね


レイ「何か方法はあるはず...少し考えてみる」


『そう、だね』


...考えなくちゃ


レイだけに任せる訳には行かない


だけど後ろから手を引かれてしまい歩くことが出来なかった


『...ザック？』


ザック「レイに任せてお前は休んでろ。」


『でも...』


レイ「Aは働きすぎ...」


そうかな...

歩こうとするとザックの腕を握る力が強くなって動けない


『...分かったから手離して、痛い』


ザック「分かったっつって目離した隙に動くだろ」


『...じゃあ力弱めて』


そう言えば力を弱めてくれた

...はぁ


まぁ、少し疲れたし毒も回ってるし...休ませてもらうか


レイ「2人はここで待ってて」


ボーッとしているとレイがそう言って走っていってしまった


ザック「...お前、毒と肩大丈夫なんかよ」


『.....少し気持ち悪い。足もちょっと震えてる。
肩は...痛いけど大丈夫、ザックより重傷じゃないから

ザックは...大丈夫？』


ザックの目を見つめるとザックはため息をついた


ザック「心配すんじゃねぇよ」


私の腕を掴んでいた手が今度は私の頭をグシャリと撫でる

...あの人もこんな感じで撫でてくれたな

ザックは......どことなくあの人に似てる気がする

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