【橙】�� ページ28
side：てつや
あー、まじで可愛い。
お目当てのタピオカを飲んでニコニコしてるAも、チーズハットグを頬張るAも、東京に来れてルンルンしているAも。
めちゃくちゃ写真撮って、フォルダにAの写真が溜まっていく。
後で見返そう。
愛しいってこう言う気持ちなんだろうか。
「なんでそんな見てくるん？」
って突然聞かれて、そんな見てたのかと思った。
無意識って怖い。
て「いや〜、美味そうに食べるなぁって」
「そう？」
て「うん」
「そっか」
なんか腑に落ちないって顔してるなぁ
愛しいなぁって見てましたなんて言えるわけないから適当にごまかした。
『すみません！東海オンエアのてつやさんとAさんですか？？』
「あ、はい！そうです！」
あ、視聴者さんだ。
バレちゃったかぁ〜、まぁ仕方ない
『うわぁ！本物だ！！握手してもらってもいいですか！？』
て「大丈夫ですよ〜」
2人組の女の子か
変装しててもバレるもんなんだな
まぁ髪オレンジだし、そりゃそうか
『ほら、握手してもらいなって』
『あ、うん…！』
片方の女の子、わしのファンなんかな
服や小物にオレンジ色が入ってる
その子は顔を赤くしながら
『あ、あの…写真撮ってもらっても、いいですか…？』
って言ってきた
て「もちろん、いいですよ！」
昔は男ばっかだった視聴者さんも、最近は女の子が増えてきて嬉しくない訳がない
自分のことを好きだと言ってくれる人には親切にしたくなる
その子のスマホを借りて、内カメラでツーショットを撮った
『あの、本当にありがとうございました！』
「いえいえ！」
て「また、動画見てね！」
『はい！！』
可愛かったなぁ、でもAの方が可愛いなぁなんて思ってると、Aが俯いて黙ってた。
どうしたんだろ
て「A、どしたん？」
「ん〜、てっちゃんは人気者だなぁって思ってさ、ちょっと寂しくなっちゃった笑」
え、何それ可愛い
嫉妬？どんだけわしをキュンキュンさせれば気が済むんだ？
でもさ、これだけは言える
て「どんだけ人気になったとしても、わしらの仲は変わらんよ」
もし仮にAに大切な人が出来たとしても、1番の友達だけは譲りたくない
「…そっか、ありがとね」
恥ずかしさを消すために、Aの頭をわしゃわしゃして、
て「よーし、水溜りハウス行くか！ちゃっとコラボ動画でも撮って、美味いメシ食うぞ！」
と言って、2人で水溜りハウスへ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
推し事したい(プロフ) - ちゅりさん» ありがとうございます！ (2019年8月17日 13時) (
レス) id: baa1cf1477 (このIDを非表示/違反報告)
推し事したい(プロフ) - かなとさん» オリジナルフラグ外しました。ご忠告ありがとうございます。 (2019年8月17日 13時) (レス) id: baa1cf1477 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅり(プロフ) - まだ一話しか読んでませんが、とっても面白かったですー！これからも更新楽しみにしてます！ (2019年8月12日 22時) (レス) id: b312bb6cf1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月12日 19時) (レス) id: ba1b78c8bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：推し事したい | 作成日時：2019年8月12日 18時
