七話 ページ9
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静まり返る部屋。でも全員の視線を浴びているのは私。
いや、なんとも気まずい。
この状況を乗りきるために、うーん、と頭を捻る。出した結果はこれ。
『とりま帰るか』
そう呟くと、
「バカかお前。俺の首も飛ぶわ」
と、海斗からげんこつを食らった。
『いや私からしたらここにいようが逃げようがどっちにしろ地獄しかない未来が見えるから、私はワンチャンがある逃げを選ぶ。そもそもワンチャンなんてないかもしれないけど夢くらい見させてくれ頼む。もうなんならこれ夢？？私昨日から夢見ちゃってる？』
「うんごめんなんて？」
海斗を無視し部屋をチラッと見渡すと、忘れはしないあのピンク頭の男の人と目があった
『あ！スクラップさん！！』
「お前死ぬぞ」
お久しぶりですー！と言うと海斗に口を押さえつけられた。解せぬ
「あ！？テメェ…次会ったらスクラップっつっただろうが！」
いやそれ覚えてたんかい。忘れてることを願ってたよ私は()
『だからスクラップって何なんですか昨日から！！私こそあなたのことスクラップにしますよ！！』
そういって海斗をスクラップさんに差し出す
「…三途さん、手伝います」
『おい可笑しいだろ』
なに寝返ってんだよ。いやでもスクラップさんの目がガチなんだよ、どうしようかな。私拳銃なんて持ってないよ？
そんなことを考えていると、グイッと後ろに引っ張られた
『わっ』
「えーなになに？三途とどーゆう関係？」
「やめろよ兄ちゃん、怖がってんだろ」
顔をあげると、何やら色気がマシマシのイケメンさん二人がいた。
兄ちゃん、と呼ばれた人は私に所謂バックハグをして、弟と思われる人は、怖がってんだろ、と言いながら私の髪をくるくると指で弄っている。
うんまぁあなた達も十分距離感とか怖いけどスクラップさんと海斗が怖い
え、てかまって、
『三途って、スクラップさんのことですか？』
「「え、今更？」」
兄弟と思われる二人が声を合わせて言う。
仲良いな、じゃなくて！
『えっ、初めて知りました…。ずっとスクラップさんって呼んでいたので…』
そういう私に吹き出す二人。
「この子超おもしれぇー。Aちゃんだっけ？マイキーが気に入るのも分かるわぁ」
弟(？)さんもうんうんと頷いてる
「オイ灰谷兄弟！！そいつを離せ！スクラップにしてやる！！！！」
海斗は何も言わないが、私(というより灰谷兄弟)を冷たく見つめていた
え、やだ殺されるぅ…。()
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ミルクティー - 泣いていたことを分かってたのかって夢主が海斗に電話をかけるシーン「優翔」ではなく「海斗」じゃないですか？ (4月5日 11時) (
レス) @page37 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» すいません…、作品名教えてもらっていいですか、？(( (8月10日 2時) (レス) id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» たくさんのコメントありがとうございます！！舞香さんの作品、覗かせてもらいますね！！！ (8月10日 2時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
舞香 - またまたコメントさせていただきますっ！！今回の話も面白いですねっ！私も小説書いてるんですけど、林檎飴玉さんみたいにうまく書けないです！！もしアドバイスとかあればお願いします！今回も神作品ありがとうございます！ (8月10日 0時) (レス) @page21 id: d458a1be93 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» ありがとうございます！！楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります☆ (8月9日 17時) (レス) @page20 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎飴玉 | 作成日時：2023年8月1日 0時
