二話 ページ4
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『えごめんだけどこのスクラップさんどうにかしてくれない?私のこと殺そうとしてくる。まじでスクラップってなに?病気なんじゃない!?』
「お前本当に殺すぞ!!」
『私この人嫌い!!!』
何ではじめましての人に殺されそうにならないといけないわけ。
「あ゛ー、すいません三途さん。こいつは俺に任せてもらっていいっすか」
「チッ」
スクラップさんから解放された。海斗様様だわ
安心していると、
ゴッ!
『いった!!』
「何でこんなとこにいるんだよアホ!!」
『荷物が重いから近道しようと思ったの!!てかそれは私の台詞なんだけど!』
私の台詞、と言い返した途端、海斗が静かになった
「…はぁ、とりあえず今日は帰れ。」
『え、いいの?』
「ダメに決まってんだろ、お前はスクラップ…」
「三途さん」
海斗はスクラップさんに頭を下げていた。え、何で頭下げてんの?()
「…マイキーに怒られても知らねぇからな」
…案外、優しい?
「テメェ、次会ったときはスクラップな?」
やっぱ優しくないわ。てかスクラップって本当になに。
「送ってやりてぇけど無理だから、すぐ帰れよ。」
『ありがと』
海斗の優しさに、思わず笑顔が溢れ出た。
ーーーーー
海斗side
「テメェ、あの女とはどういう関係だ」
「…幼馴染みっす」
車内の空気は最悪。
理由はもちろん、俺がAを庇ったから。
久しぶりに会った可愛い可愛い幼馴染みが上司に殺されそうになっていたなんて、庇うしかないだろ。
いや、そんなことよりも何で俺が運転なんだ。俺免許の試験7回落ちたんだけど。今も普通に会話してっけどめっちゃ手震えてんだけど。()
それにしても、相変わらずあいつは、拳銃を向けられたり死体を見ても、平然な態度だったな。まぁそれもそうか。
「今回は見逃してやったけど次会ったら本気でスクラップだからな」
「…分かってます」
生憎、俺は上司に逆らえる身分じゃない。まぁもしもまた鉢合わせてしまったらそのときはその時()
あいつのことだし、どうにかすんだろ。
久しぶりに会ったAを思い出す。
元々容姿はずば抜けて良かったけど、さらに可愛くなってたな。
Aのことを考えて事故りそうになって俺がスクラップにされかけのは言うまでもない()
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ミルクティー - 泣いていたことを分かってたのかって夢主が海斗に電話をかけるシーン「優翔」ではなく「海斗」じゃないですか? (4月5日 11時) (レス) @page37 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» すいません…、作品名教えてもらっていいですか、?(( (8月10日 2時) (レス) id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» たくさんのコメントありがとうございます!!舞香さんの作品、覗かせてもらいますね!!! (8月10日 2時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
舞香 - またまたコメントさせていただきますっ!!今回の話も面白いですねっ!私も小説書いてるんですけど、林檎飴玉さんみたいにうまく書けないです!!もしアドバイスとかあればお願いします!今回も神作品ありがとうございます! (8月10日 0時) (レス) @page21 id: d458a1be93 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» ありがとうございます!!楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります☆ (8月9日 17時) (レス) @page20 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎飴玉 | 作成日時:2023年8月1日 0時