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二十二話 ページ26

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『親が殺し屋で、最初は私もそっちの世界に行かせるつもりだったらしくて、まぁ体制はついてるんですよ』






「あの時の蹴りもそうなのか?」





『まぁ、はい。そうですね。私、蹴りだけは筋が通っていたので…』







「蹴り、だけは、な」





『あれ、喧嘩売られてる?これ』






だけ、を強調して言う海斗に怒りがわいた。だからといって何かするわけでもないけどね、はは。()






「殺し屋……」





『あははっ、一応皆さんと同じ反社に分類されると思いますけど』





「そりゃそーだけどよ…っては?」





『待ってください三途さん、その銃を下ろしてください』


 



額に銃口を当ててくる三途さん、超こわい。







「しってること全部吐け」





『怖すぎ。ちなみに拒否権は…おっけ黙ります』






目が怖いよ相変わらず。目で人一人殺せるんじゃない?流石に言いすぎたごめん()







「田中、お前か?」





「違う違う違う。マイキー、違うんすよ」






もうこのまま海斗に言われましたって言った方が楽?そっちの方が楽?()







『いえ、ただ単に…』






話し始めた私に、皆さんは静かに耳を傾ける。







『大体分かるじゃないですか。人の善悪って。

初めて三途さんや皆さんを見た時、海斗に再会したとき、一般人とは違う何かがありました。こっち側の人間なんだなーってなんとなく察しました』








長いことこっち側と関わっていれば、人の善悪くらいは分かる。





海斗に再会したとき、すぐに誰か分からなかったのは、纏っている雰囲気や放つ空気が違ったから。







『私の家、情報屋と仲がいいんですよ。その人に頼んで教えてもらったんです。あなた方が何者で、一体何をしているのか』







反社の人間だとは思ってたけど、まさか梵天の幹部だとは思わなかった。まぁ海斗は幹部じゃないけど。







『だからと言って、皆さんを軽蔑するわけじゃありません。私も殺し屋という職業をしてないと言っても、関わっているのは事実ですから。所謂グレーゾーンってやつです、私は』







簡単にいえば、私の立場は共犯者にあたるのだろう。








「…お前は、どんな形で殺し屋と関わってる?」







マイキーさんが私に問う。







『…ちょっとしたハッキングですかね、ははは』






殺し屋にならなくていい、と言わざるを得なかった親に、少し良心が痛んでの決断だった








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ミルクティー - 泣いていたことを分かってたのかって夢主が海斗に電話をかけるシーン「優翔」ではなく「海斗」じゃないですか? (4月5日 11時) (レス) @page37 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» すいません…、作品名教えてもらっていいですか、?(( (8月10日 2時) (レス) id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» たくさんのコメントありがとうございます!!舞香さんの作品、覗かせてもらいますね!!! (8月10日 2時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
舞香 - またまたコメントさせていただきますっ!!今回の話も面白いですねっ!私も小説書いてるんですけど、林檎飴玉さんみたいにうまく書けないです!!もしアドバイスとかあればお願いします!今回も神作品ありがとうございます! (8月10日 0時) (レス) @page21 id: d458a1be93 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» ありがとうございます!!楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります☆ (8月9日 17時) (レス) @page20 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎飴玉 | 作成日時:2023年8月1日 0時

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