二十話 ページ24
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NOside
「Aに関しては仕事とは関係ない、ただの事情。プライベートまであんたらに従う必要はない」
「…チッ」
九井は舌打ちをする。筋の通った田中の言い分に、何も言い返せなかったのだ。
「田中ー、お前さっきからえらそーに言ってっけど、お前の変わりなんざいくらでもいんだよ」
不機嫌なのを隠さず言う蘭に、田中は一瞬肩を震わせた。
「兄ちゃんの言う通りだ。殺そうと思ったらいつでも殺せんだ、お前ごとき。」
続けていう竜胆。
「殺したきゃ殺せばいいじゃないすか。Aにどう思われたって俺は知らないし」
「随分生意気じゃねぇか。スクラップにされてぇの？」
鶴蝶を除いた幹部たちに総攻撃を受ける田中。だが、鶴蝶はまだこの時点だは助け船は出さなかった。
でも心配せずとも、田中の考えはぶれなかった。
「ていうか一つ言いたいんすけど」
その声に幹部全員が反応する。
なんなら全員(鶴蝶除く)が隠し持っているチャカに手を伸ばしている()
「Aなら高級お菓子をあげてお願いすれば大体なんでも教えてくれますよ」
「「「「それを先に言えよ！！！！」」」」
「聞かれてなかったんで」
「お前ら…はぁ」
鶴蝶は声を合わせる彼らに呆れていた。たった一日で極悪組織の幹部たちが女一人にこんなんになるなんて、と。
だがそれと同時に、俺もそうなのか？と不安が頭を過りもした。
「田中ーAちゃん何が好きとかある？」
「和菓子？洋菓子？」
「マイキーも好きなどら焼きでいいか」
「とりあえずGODIV○とパティス○ーと…」
一人、金に余裕がありすぎる男がいるのは置いておこう。()
「(手のひら返しえぐ…)」
そんな男たちの手のひら返しにため息が止まらない田中。
「ていうかAちゃんの家結構立派じゃねぇ？」
「親が稼いでんだろ」
そういう灰谷兄弟に田中は言う。
「あいつあそこに独り暮らしです」
「「「「「はぁ？」」」」」
またもや幹部らは声を合わせる。だが一つ違うのは鶴蝶も加わっていること。
その後の車の話題は、Aって何者？、Aの好きなお菓子は？など、Aのこと一色だった。
「(反社だって知ったら治安悪いって騒いでうるせぇんだろうな、あいつ)」
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ミルクティー - 泣いていたことを分かってたのかって夢主が海斗に電話をかけるシーン「優翔」ではなく「海斗」じゃないですか？ (4月5日 11時) (
レス) @page37 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» すいません…、作品名教えてもらっていいですか、？(( (8月10日 2時) (レス) id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» たくさんのコメントありがとうございます！！舞香さんの作品、覗かせてもらいますね！！！ (8月10日 2時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
舞香 - またまたコメントさせていただきますっ！！今回の話も面白いですねっ！私も小説書いてるんですけど、林檎飴玉さんみたいにうまく書けないです！！もしアドバイスとかあればお願いします！今回も神作品ありがとうございます！ (8月10日 0時) (レス) @page21 id: d458a1be93 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» ありがとうございます！！楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります☆ (8月9日 17時) (レス) @page20 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎飴玉 | 作成日時：2023年8月1日 0時
