十四話 ページ17
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マイキーside
田中の幼馴染みの女。あそこまで田中が言うなら、会ってみたかった。
最初は、ただそれだけ。でも、白鳥Aは、もう居ないシンイチローやエマを思い出させる何かがあった。
気に入ったのはそれが理由だった。
『私、蹴り専門なんで』
「知ってるよ。お前の蹴りだけは受けたくねぇ」
『蹴りだけなら自信あるもんねー!』
「蹴りだけならお前には勝てねぇよ」
ただの興味心。もう逃がしてやるつもりだった。一人の女に構ってやる時間はないし何より面倒だから。
でも、それと同時に、シンイチローたちの面影を感じさせるAを、手放したくないとも思った。
「蹴ってみろ」
「『は?』」
だから、少しでも近くにいる理由を作りたかった。
『回し蹴りでいきますよ』
田中だって、弱いわけじゃない。Aの蹴りを受けたかったのはそれも理由の一つ。
『ふぅ…』
どんな蹴りを入れてくるのか。あの頃の、喧嘩をしまくっていた日々を思い出させるように、体は興奮していた。
バンッッッ
「!」
蹴りの感想を一言で言うなら、驚いた。
正直、ここまでだとは思ってなかった。色々な蹴りを受けてきたけど、この蹴りはその中でも極上だと思った。
『あぁ゛ー!ミスったー!!!』
「その割にはいい蹴り入ったなー」
「…マジか」
「あれ、ミスってんの?」
「Aちゃん超いい女じゃん♡」
「女にしてはいい蹴り入ったな」
「田中が言ってたのもわかるな」
「アレ、入る場所によっちゃ凶器だろ」
回りの音が聞こえねぇ、目にはAしか写らなかった。
俺のものにしたい。そんな感情に陥る。
「…A」
『はい?』
微笑むAにある感情が芽生えた。
あぁ、欲しい。俺だけのものにしたい。
「お前、今日から俺の」
もう、手放してやれない。
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ミルクティー - 泣いていたことを分かってたのかって夢主が海斗に電話をかけるシーン「優翔」ではなく「海斗」じゃないですか? (4月5日 11時) (レス) @page37 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» すいません…、作品名教えてもらっていいですか、?(( (8月10日 2時) (レス) id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» たくさんのコメントありがとうございます!!舞香さんの作品、覗かせてもらいますね!!! (8月10日 2時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
舞香 - またまたコメントさせていただきますっ!!今回の話も面白いですねっ!私も小説書いてるんですけど、林檎飴玉さんみたいにうまく書けないです!!もしアドバイスとかあればお願いします!今回も神作品ありがとうございます! (8月10日 0時) (レス) @page21 id: d458a1be93 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 舞香さん» ありがとうございます!!楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります☆ (8月9日 17時) (レス) @page20 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎飴玉 | 作成日時:2023年8月1日 0時