第六十六話 御神体との邂逅 ページ29
母は予知夢の体質、そしてその母の血を受け継ぐ私達にも何かしらの力がある筈。
母やあの生徒会長が言っていたことも気になり始めてから、おかしな気配に気づけるようになった
その源は、
五虎退の虎がいなくなったことをいいことに、ここへ来た。
五虎退には悪いことをしたが、それでも諦め切れず。
母だけじゃない筈だ、父は婿養子なのだから
必然的に祖父か祖母のどちらかに霊能力があってもおかしくない状況だ。
祖父が隠した脇差がもし、もし〝普通の刀〟では無かったら？
という、疑問にとりつかれたも同然だった。
ハナさんと母が知り合いならば、ハナさんは只者ではないことが解る。
これは私の推測に過ぎないが…
この事は後でも考えることは可能だ。
今は目の前のことに集中しよう。
ぶっちゃけ言えば、個人的にも気になる。
何故、ここに焼け朽ちた刀の柄があるのかが…。
「！」
「どうした？」
「……君は、感じないのか」
「…何か」
あったのか。
そう言いたかったのだろう。
しかし紡がれる事は無かった
───不自然に途切れた理由は、突然白い空間と赤い鳥居が目の前に現れたからである。
聞いたことがある、土地神の領域に入り込むと
無意識にその存在を認識すると、神域に潜り込んでしまうと。
つまり私達は、この土地の神の
「神域、だと…！？」
「……無意識というか、これ招き入れられたんじゃ」
『───やぁ〜っと来やがったな、お前ら』
「「！？」」
────絶体絶命、とはこの事か…
声がした方向へ目を向けると、軍服の様な格好をした〝薬研藤四郎〟が気だるそうに立っていた。
＿＿＿＿
突然ですが、明神ちゃんのイメ画を募集します(唐突)
イメージは全体的に黒(日焼けが少ない白い肌ゆえ)
服装はご自由にどうぞ、巫女服でも袴でもセーラー服でも。
詳しく備考をあげるとすれば
・だるそうなやや垂れ目よりの釣り目
・片眼は髪で隠れている
・さっきも言いましたが肌は真っ白、鶴丸ほどではない
・髪の長さは背中の半分
このぐらいです。
いつでも募集してます！
(別に哉翔くん筆頭のオリキャラ達もかいてもいいんですよ…？←)
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