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『薬研さん凄いですね』
「そうだな、俺がこうして君と
冷静に話せるのは薬研のおかげだ。
だから、俺は君に危害を与えるつもりはない」
鶴丸さんに命を狙われることは
ないと知った途端、安堵の声が漏れた
「おっ…到着したぜ
ここが風呂場だ」
なんか…見た感じ銭湯みたいだな
更衣室のロッカーには何もなく綺麗だ
『どこもおかしくありませんよね？』
「まぁ、ここはな」
ということは、風呂の中が問題なのだろう
『し、失礼しまーす…』
恐る恐る、浴室への扉を開ける
「やばいだろ？」
『これは…やばいですね』
思わず扉を閉めたくなった
「俺も風呂に入りたいんだが…
まぁ、刀だから本来需要はないんだよな」
それでも、常に綺麗でいたいのであろう
鶴丸さんは白いし、余計に
『綺麗になったら使いますか？』
「そりゃもちろん！」
ですよね
なら…掃除するしかないじゃん
『私もお風呂は使わせて貰いたいですし』
人質としては贅沢なことだけれど
私は服を捲り上げる
『鶴丸さん、手伝う気は…？』
「…。」
やはり、ないんですね…！
仕方ない…そう思いつつ
浴槽を見つめる
栓はどこにあるのだろうか
水面には藻が浮いていて下が見えない
冬場の学校のプールか
ってツッコミたいくらい
『まずは、この藻を取るか…
鶴丸さん、ゴミ袋持って来てください！』
こちらを眺めている鶴丸さんに
お願いをする
「なぁ…思ったんだが…」
『なんですか？』
「霊力使えば良いじゃないか」
霊力を使う？
そんなんで綺麗になるわけないだろう
『冗談はやめてください』
「本当だぞ」
信じ難い…
『そもそも使い方知りません』
霊力があるなんて
初めて言われたし
「なんか、こう…集中して
力を込める感じで」
『…やってみます』
手を浴槽にかざし、集中する
すると、自身の手から光が出る
『…なにこれ』
そのまま力を込め
綺麗になれと念じてみる
次第に風呂場は光に包まれ
あの汚かった浴槽は
見違えるほどピカピカになっていた
『魔法みたい…』
霊力凄い…
「な？使えただろ？」
なぜかドヤ顔の鶴丸さん
『本当に使えるんですね』
こういう風に
霊力を使うのかは謎だけれど
便利だと思った
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菊(プロフ) - 華の幽霊《sgsyu》さん» いえいえ！これからも土方組出していきたいと思います(*^^*)ありがとうございます！頑張りますね！ (2017年12月26日 23時) (
レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - 1021amiriaさん» 予想通りに野菜が溢れかえりましたw (2017年12月26日 23時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - スニーカーを取ってしまう兼さんとそれを怒る堀川君が可愛い…。ほんと土方組出してくれてありがとうございます。この作品とてつもなく面白いので更新頑張ってください (2017年12月26日 14時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
1021amiria(プロフ) - ヤバいww絶対これ、畑が野菜とかで溢れたり花で溢れるかもww (2017年12月26日 11時) (レス) id: b1567d8dc9 (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - 木野真奈さん» ブラック本丸認定されてますからね…きっとよからぬことを…＼(^o^)／ (2017年12月23日 0時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2017年12月19日 2時
