.｡.:*･'東方郷音節♪ '･*:.｡.二音目

episode77「部屋決めと家賃」 ページ44

歌苗「何か悪いお仕事でもしてましせんよね！？極道とかの！」

ニックネーム「いやしてませんって！普通にバイトと仕事をかけ持ちして貯めたんです！」

歌苗「だとしてもこんな大金…」

ニックネーム「プラスちょっとした小遣いも入れてます。」

歌苗「いくらですか！」

ニックネーム「えっと…二、三万位は多分…」

歌苗「そ、そうですか…」(一体何の仕事とバイトしてたんだろう……)

歌苗「えぇと気を取り直して、つぎはお部屋ですね、ひとまずは……


ベトー！！モツー！！どちらか部屋を開けなさーい！！！」



モツ/ベト「えええええ！？/はあぁぁぁぁ！？」

モツ「もう、ワー君も、ドボちゃんも、あの二人も部屋要らないから開けなくてもいいじゃーん！！」

ベト「何故あの小僧と小娘共が居なくなったのに明け渡さないとならんのだ！！」

歌苗「文句は家賃を払ってから！それに今回はニックネームさんの為だから！！」
部屋を取られるまいと二人の大人が大家に迫るが、歌苗も一歩も引かない。

モツ「ニックネームちゃ〜ん！お願い僕じゃなくてルー君の部屋にして〜！！デートでも何でもするから〜！」

ベト「ニックネーム、悪いが頼む！なんならギョーザーをお前の為に作ってやる！」
しかし今度はニックネームを狙う、大の大人二人にせがまれてニックネームは少し困り顔をしていた。

歌苗「ちょっと2人共！！ニックネームさん困ってるでしょ！」


ニックネーム「いやあの……


私、空いてる部屋ならどこでもいいので…」


歌苗「そんな！こんなに貰ってるのに…あんたらね〜…」
歌苗は二人を睨む、

ニックネーム「あぁ、その家賃の事ですが…」
ニックネームは歌苗にそっと耳打ちする、それを聞いて歌苗はとても驚いた。

歌苗「え！？ ニックネームさん正気ですか！？どうしてそんな事まで…」

ニックネーム「良いんですよ、元からその為に貯めてた大金ですから使ってください」



歌苗「…えぇ、コホン、ベト、モツ、シューさん」


ベト/モツ「うん？/何？/はい？」

歌苗「今回はニックネームさんからの提案で…


貴方達の家賃は支払われました。」

ベト/モツ/シュー「……え？」

シュー「えっと…どういう事ですか？大家殿」

歌苗「そのままの意味です、ニックネームさんが三人分の家賃を支払ったんです。」

シュー「……はい？」

ニックネーム (３人共困惑してるな…そりゃあいきなり家賃を支払ったなんて言われても意味わかんないもんな……)

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