.｡.:*･'東方郷音節♪ '･*:.｡.二音目

episode74「歌ヨ花咲け」 ページ41

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歌苗「何でもいいから早く止めてー！！」

モツ「僕じゃないよ〜！」

シュー「しかし、こんなクラシックは聞いたことは無いですが…あぁ誰かこの花取ってくださあああい！」

リ「ねぇ、何か聞こえてこない？」

ショ「なにかの歌みたい…」

ベト「この歌声、どこかで…」

歌苗「歌？ てことはムジークじゃないの？」

パット君「いえ、しかしこの反応ムジークと同じ物だと思います……」

「離せはしない〜抱く思いは心を躍らせるばかり…」
すると次の瞬間…

「色は匂へど〜散りぬるを〜さ迷う暇はないけれど後退り〜」
先程より強い歌声が波長となって舞っていった

歌苗「この声…外から？！誰か見てきて！」
強い歌声を耳で塞ぎながら、何人が館の外に出た、

モツ「…あ！ 見てあそこ！」
モツが指したその先で一人の少女がムジークを使っていた。

モツ「あれ？ニックネームちゃんだ！」

ベト「しかし、様子がおかしいな…」

シュー「一大事ですね…先輩！急いで止めましょう！」

ベト「うむ！小娘には少しばかり灸を添えてやらんとな」

ベト「Spielen wir」unsere…Music！！」
ムジーク衣装になったベトは自身のムジークでニックネームの元へ向かう、それに続いてモツ、シューの二人も彼の後を追う、

ベト「小娘！なんの真似なのだ！これは！」

モツ「そんな事しちゃダメだよ！」

シュー「街の皆さんが困惑しております、今すぐ止めてください！」

ニックネーム「…う……」
しかしニックネームは忽然と歌を止め、まるで糸が切れたのように動きが完全に止まった、ニックネームが歌うのを止めたことによってタクトが消え、先程まで咲いていた花がみるみるうちに全て消えた、

ベト「…一体なんだったのだ？」

シュー「俗に言う、一件落着……ですかね？」

モツ「まぁ、良いんじゃない？ニックネームちゃんも無事だったし」
三人がホッとした次の瞬間、ニックネームの身体が真っ逆さまに落下していった、

モツ「あー！？ニックネームちゃんが落ちた！」

ベト「！ させるか！」
ベトはタクトを振り上げ、ニックネームの周りにたくさんのペンギンを出し、クッション代わりにした、

モツ「ナイスルー君！」

シュー「お見事です先輩！」

〜〜〜音羽館にて〜〜〜

歌苗「……で、一覧のムジークは貴方の仕業ですと…その通りですか、ニックネームさん？」

ニックネーム「はい…」
その後、三人に保護されたニックネームは事情聴取を受けていた、

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