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五虎退視点
レオナ「そういや…お前は刀と呼ばれる武器だったな」
五虎退「はい。この人の身はあるじさまに与えられたもの……本体はこっちです」
僕は腰にある本体を手で撫でる。
レオナ「刀の神様なんだろ?刀の扱いならお手のものか?」
五虎退「えっと…自分と同じ短刀と長さが近い脇差ならともかく他は大きすぎてちょっと使いずらいですね…あれ?僕が付喪神だって言いましたっけ?」
僕は思わず首を傾げる。
レオナ「ホリカワってヤツが言ってたんだよ」
五虎退「堀川さんが?」
いつの間に…
レオナ「まぁ、神様でも見た目が小せえから当たり前か…」
五虎退「そうですね…太刀や大太刀に比べると力はあまりありませんが変わりにとっても身軽なんですよ。それに闇の中でも動き回れるのは短刀や脇差の特権ですね」
打刀も動き回れるけど…
やっぱり僕たちの方が有利なのは
変わりませんね。
レオナ「…………その本体ってやつを見せてくれねぇか?少し興味がある」
五虎退「え?えっと……触らないなら…」
僕はそう言ってレオナさんに
本体の刃が見えるように持つ。
レオナ「へぇ…立派なもんだな……あの草食動物が持つには惜しいぐらいに」
五虎退「あるじさまは立派なあるじさまです!!」
レオナ「へーへー」
怒る僕に対してレオナさんは
気にせず僕の本体を見続ける。
レオナ「いつもこれで戦ってるのか?」
五虎退「これって…一応僕なんですよ……」
馴染みがないにしても酷い…
レオナ「…………ってことは…これが壊れたらお前は…」
五虎退「………そうですね…本体が折れれば僕は消えます。人間でいうところの死ですね」
レオナ「………」
五虎退「でも…僕が消えても変わりの僕は本丸に収納されてますから折れても…政府にとってはどうでもいい案件なんでしょうね」
レオナ「あ?どう言うことだ?」
僕は軽く僕たち刀剣男士のことを話す。
レオナ「つまり…お前は五虎退という付喪神の母体から分体が受肉したものでお前が折れても五虎退という付喪神が消えないが目の前にいるお前が死ぬってことか?」
五虎退「はい。僕の変わりは……いいえ、僕自身は星の数ほどいます」
僕がそういうとレオナさんはいい顔をしなかった
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ユノン - 番外編見ました面白かったです! (2月18日 17時) (レス) @page50 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 氷の妖精姫♪さん» 番外編楽しみにしてます! (1月26日 20時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 氷の妖精姫♪さん» エース達と火車切りの絡みが見てみたいです! (1月18日 14時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪(プロフ) - 猫又さん» コメントありがとうございます!いやぁ、彼らがホストなら大儲け間違いなしですねwでもうちの子はホストにしません!!と言うことで諦めろアズール!! (10月28日 8時) (レス) id: 8f37d05276 (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - 氷の妖精姫様、面白かったです!素敵な萌えを有難う御座います!!はわゎ、福ちゃんや実休さんまでおられる(-人-)アリガダヤァ 何百万マドル積めばよいでしょうか?ドンペリいれた方が良いですか?(ホスト違ぅ) (10月27日 11時) (レス) id: 2157a47614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年8月13日 1時