審神者と刀剣男士は魔法学校へ2 【刀剣乱舞】&【ツイステ】

第96話 ページ46

A視点















長義に言われるなんてどんだけだよ…




ため息を吐きたい気持ちを抑え込みながら




仕事の手を進める｡




しばらくするとノックが聞こえてくると




戸を開けて薬研が入ってきた





薬研「大将」


A「どうしたの？まだ仕事はふた山しか終わってないけど？」


薬研「ふた山って…いや、そう言うことじゃなくてだな…」




薬研は呆れた顔をしながら私に手紙を差し出す




しかしその手紙の紙は見覚えのあるものだった




A「これって…修行用の手紙だよね？薬研のじゃなさそうだけど…」


薬研「今剣の手紙がさっき届いた」


A「もうそんな時間か…」




手紙は普通1日1枚…しかも修行に出た時間帯に送られてくる




外を見れば今剣が旅立ったころと同じ夕日の色になっていた




南泉「まだこんなに仕事とが残ってる…にゃ」


薬研「こりゃあ、久しぶりの修羅場ってやつか？」


A「修羅場は修羅場だけど私が見たい修羅場はこんなんじゃないわよぉ〜〜〜！！」




あぁ、でも…手紙が届いているうちは




今剣も安全に修行をしているっということだ




そう思うと安心し………安心……安………………





A「…………今剣に会いたいよ〜〜〜〜っ！！！！」


薬研「もうか…」


山姥切「薬研の時はもっと早かった」


長義「目に浮かぶよ…」


南泉「だにゃ…」





前科(薬研の時)があるからね！




頑張って我慢したんだよ！！




これでも我慢したの！！



でも無理ぃ〜〜〜〜っ！！




A「なんなら行かせたくなかった！！ずっとそばにいて欲しかったぁ〜〜〜〜〜っ！！！」


薬研「俺の時もこうだったのか？」




まんばちゃんは薬研の問いに静かに頷く




薬研「全く…大将」


A「ふぇ？」


薬研「俺がいるだろ？安心して胸に飛び込みな」


A「………あ……アニキィィーーーーッ！！！！」





私は薬研に抱きつき号泣




私は決めた！




もう薬研から離れないと！！




A「ずっと一緒にいてね！！離れないでね！！近侍じゃない時は仕方ないけど1日1回は顔を合わせようね！！」


薬研「はいはい」


A「『はい』は1回！！」




私が泣きながら言うと薬研は優しい眼差しで言う




薬研「俺は…大将を置いて行ったりしねぇよ」




私がキュン死したのは言うまでもない




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