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第19話 ページ19

A視点













シャン シャン シャン





A「薬研〜!!」


五虎退「僕も薬研兄さんに会いたいです…」




他に何もないので札と鈴を持ったまま立ち去ろうとした時…




?「呼んだか?たーいしょう」


A「え?」




聞き覚えのある声がして




後ろを振り返ると桜の花びらが舞う




A「なにっ!?」




桜の勢いが収まると目の前には見覚えのある刀が立っていた




薬研「随分探したぜ大将。五虎退」


A「や…」


五虎退「や…」


薬研「ん?」


A「やげーーーーーーーんっ!!!」


五虎退「薬研兄さん!!」




私と五虎退は薬研に抱きつく




A「薬研だ!!薬研薬研やげーーーーん!!」


五虎退「ぼ…僕…1人であるじさまを守れるか自信なくて…怖くて…う…うぅぅっ……」




私たちは薬研に抱きつき心細かった気持ちを落ち着かせる




薬研はそんな私たちの頭をそっと撫でた




薬研「俺もこの2週間…大将と五虎退の行方がわからなくて肝が冷えたぜ」


A「ん……………ん?2週間??」


薬研「大将たちがいなくなってから俺たちの方では2週間経ってる」




ん??私たちはその間ずっと寝てた?それとも時間軸が少し違う??




………………まっ、いっか!!




A「ところで薬研はこの鈴のことわかる?」


薬研「あぁ、こんのすけに無理言って作らせた俺たちを本丸から呼ぶための道具だ」


A「………え?」




薬研は私の持っていた鈴を持ち『シャンシャン』っと鳴らす




薬研「こうやって鳴らしながら刀剣の名前を呼ぶと召喚できるって寸法だ」


A「あぁ!だから薬研って呼んだら薬研が出てきたんだ!!」


薬研「そう言うことだ」





薬研は『それから…』っと言いながら1つの札を私に渡す





A「これは?」


薬研「この札をどこでもいいからドアに貼り付けると本丸へと繋がる道になる」


A「我が家に帰れる!!」


薬研「そこから刀剣が勝手に出入りもできるから爺さんらがどこか行かないようにこまめに鍵をしておいた方がいいぞ。切実に」


A「ですな」




五虎退は本丸に帰れることと兄弟に会えると知って喜んでいた





.

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深夜 - pixivで書いてもよろしいでしょうか?主人公は女主から男主にします (2022年10月31日 22時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪(プロフ) - しゅわ。さん» コメントありがとうございます!気合を入れて続きを書きます!! (2022年6月4日 10時) (レス) id: 171a5b5ca0 (このIDを非表示/違反報告)
しゅわ。(プロフ) - おおお…!資料上は私の本丸と全く一緒だ!もしや…運命?笑 続き楽しみにしてますー! (2022年6月3日 21時) (レス) @page1 id: 187d736550 (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます!アズールと一期の絡みは番外編として近々書いてみますね (2022年6月2日 19時) (レス) id: 171a5b5ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 氷の妖精姫♪さん» アズールと一期一振の絡みが見てみたいです (2022年6月2日 12時) (レス) @page36 id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年4月16日 0時

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